あのエリック・ビューエルが電動バイク”FUELL”を生み出した!

投稿日:2019-09-17

古くからのハーレー・バイカーの方なら、“ビューエル”を覚えていらっしゃる方も少なくないことでしょう。ハーレーの公式サイトからは無かったこと扱いされてしまっていますが……

 

ビューエルとは、ハーレーの社員だったエリック・ビューエル氏が立ち上げたモーターサイクル・メーカー。

ハーレー製エンジンをラバーマウントで搭載するスポーツモデルを制作していたことから後にハーレーに買収され、一つのブランドとして販売されていたのですが……紆余曲折を経て事業は閉鎖されたのです……が

 

FUELLはエリック・ビューエルの新ブランド!

 

 

そんなビューエル氏が、不死鳥のように蘇り、今度は電動バイクを作ろうとしています。それが“Buell”ならぬ”FUELL”なのであります。

いや、正確に申しますと、FUELLはブランド名でして、上掲の電動バイクはモデル名「FLOW」でして……

 

もう一台、電動アシスト自転車を用意しておりまして、コチラは「FLUID」というモデル。

 

「FLUID」は可搬式バッテリーをフレームに二つ内蔵していて、パッと見では電チャリとは気付かない配慮がされている、今時のスポーティ電チャリ。欧米では凄く流行しているジャンルですが、筆者が見たところ、特に目新しい部分はないようです。

ちなみにベルトドライブ+内装8速ギアを装備していますので、街乗りには良いように思います。メンテナンス不要ですからね。

 

FUELLの目玉は「FLOW」!

さて、私達バイカーが注目するのは、もちろん電動バイクの「FLOW」になります。古の「ビューエル」をブラッシュアップしたようなエレガントなデザイン、航続距離150マイル=240km、30分で行える急速充電、それにスーパーバイク並みの加速が自慢である、とされています。

ちなみに車両重量は180kgと、電動バイクにしては充分に軽量です。

 

「FLOW」のバッテリーは、ここに搭載されます。容量10KwHのリチウムイオンバッテリーです。

 

そして特許出願中のホイールインモーターを後輪に搭載。連続出力は35 kW (48hp) 。かなり強力でございます。こうした仕組みですので、リアは片持ちになります。

またガソリンタンクがあるべき部分は大きな空間が残されていますが、容量50Lもの巨大なストレージとして活用します。

 

FUELLはオーダー受付中だ!

大変残念なことに画像が入手できなかったのですが……なんと「FLOW」のフレームには(これまた特許出願中の)マグネシウム合金製モノコックが採用されるのだそうです。リヤのホイールインモーター+マグネシウム製モノコックフレームと、実に先進的なモデルになりそうな「FLOW」ですが、「FLUID」とともに、事前受付中なのであります。

ご興味を持たれた方は是非、記事末尾のリンクから公式サイトを覗いてみてくださいね!

 

参考-FUELL
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