あの電動ハーレーLiveWireにトラッカースタイルの「Mid-Power」が追加!

投稿日:2020-02-11

大排気量Vツインエンジンが一つの代名詞となっている我らがハーレーダビッドソンなのですが……グローバルな”乗り物の電化”という潮流に乗り遅れるな、とばかりに「LiveWire」を市販化する運びとなっていることは、ご存知の通りであります。

なのですが、ここへ来て、新たな電動モデルが公表されて話題になっています。

 

LIVEWIREはハーレーの電動バイク!

当コラムでも何度かご紹介していますが、あらためて「LIVEWIRE」を復習しておきますと……それはハーレーが市販予定の電動バイク。

Lフィン付きのアルミキャストハウジングで囲まれたリチウムイオン電池から構成される高出力バッテリ(RESS:充電式エネルギー貯蔵システム)が搭載されています。この高出力バッテリにより、シティモードで152マイル(235キロメートル)または渋滞走行とハイウェイモードの組合せで88マイル(142キロメートル)の走行が可能です。

オンボードのレベル1充電器と電源コードを使用し、標準の家庭用コンセントにて一晩フル充電が可能。そして公共のDC急速充電スタンドであれば、1時間でフル充電できる、とされています。

 

そのうえご覧のように、ハーレーらしからぬ車体構成でありまして、単にハーレーが電動化した、というよりは、グローバルに見ても「ここまでの電動スポーツバイクは市場にも珍しい!」というレベルに見え、興味は尽きないのであります。

 

ハーレーの電化に掛ける情熱は、ちょっと信じられないくらいです。上掲の写真で示したようなコンセプトモデルを発表していることは、当コラムでもご紹介した通りであります。

 

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LIVEWIREにMid-Powerが登場!

さて、いよいよ本題。

 

ハーレー本社(アメリカ)のウェブサイトに、こんな画像が掲載されたのであります。

タンクからシートまで一体化された、オフロードバイク然としたデザインですが、これはハーレー的にはトラッカーをイメージしたものと思われます。「LiveWire」が電動ロードスポーツモデルなら、こちらはトラッカーイメージのスポーツモデル、といった感じです。

 

公式のビジョンとしては、以下のように発表されています。

中重量EVコンセプトは私たちの新しいEV技術と、伝説的なベストセラーXR750とをつなぐ架け橋です。ハイパフォーマンスの性能を誇り、コンパクトで小回りが利く、究極の街乗りバイク。それこそがハーレーの考えた、街乗り系電動バイクの市場で戦えるモデルです。

これはあくまでコンセプトです、正式に販売されるモデルは特徴が異なるかもしれません。これらのコンセプトは製品化されない可能性があります。

 

なるほど、「ストリート750」でも、まだデカい、高い、という層を狙ったのが、このモデルということなのでしょう。

ということで、この”Mid-Power”は「LiveWire」がハイパワーであるのに対して、よりコミューターを意識したモデルであると、そう理解して良さそうです。ですので「ハーレーは電動モデルに積極的なんだよアピール」の一環と受け取っておけば良いように思います。

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