2020年モデルスポーツスターのモデル名と特徴を総復習!

投稿日:2020-02-21

スポーツスターの魅力は既に語り尽くされているように思います。初心者にもおススメできる優しさと、マニアックなベテランバイカーさんも魅了する、ユニークかつ奥深いモーターサイクルであります。

今回はそんなスポーツスターについて、2020年モデルのモデル名と特徴を駆け足で復習してみたいと思います。

 

2020年モデルのスポスタは7車種!

さて、最初に概要ですが、本稿執筆時点(2020年2月)でハーレー公式に掲載されているスポーツスターは全7車種であります。

基本構成は、883ccと1,202ccの2系統で、前者は「SUPERLOW」と「IRON 883」の2車種のみ。後者は5車種がラインナップしています。お値段は、最もリーズナブルなSUPERLOWの134万4,200円から、最高値のROADSTERの158万8,400円まで、ざっと25万円の幅があります。

で、排気量のみならず、多様化したバイカーさんの嗜好に合わせて選べるのがスポスタの魅力。ということで、以下、各車を眺めて行きます。

 

ド定番は「IRON 883」

最初にご紹介するのは「IRON 883」でございます。公式ウェブサイトを覗いてみますと、そのキャッチコピーは「すべてを兼ね備えた1台」

ちょっと言い過ぎな気もしますが、しかし多くの人がモーターサイクル=ハーレーに求める要素を全て有している、という意味では、的を得ている気がします。

 

ダークカスタムスタイルの申し子。不要なものを削ぎ落とした、粗削りなブラックアウトルック。前19・後16インチのホイールと、本シリーズの顔ともいえるスポーツスタータンクを搭載しています。

お値段は137万3,900円です。

 

エントリーモデル「SUPERLOW」

お次は「IRON 883」と同じく883ccエンジンを搭載しつつ、ビッグタンクと705mmというローシートが特徴の「SUPERLOW」。「IRON 883」のシート高は760mmですから、かなり低くなっていることがわかります。それがモデル名に表れています。

 

低重心が生み出す安心感とイージーなハンドリングは、一日中走り続けられる快適性を提供します。

公式が打ち出すキャッチコピーは「自然体で走り続ける」。なるほど、単なるエントリーモデルではなく、快適性を生かしたクルージング性能を、自然体で走り続けて貰いたいと……納得です。

で、お値段は冒頭でも紹介しましたが、スポスタ最安の134万4,200円。スポスタをベースにクルーザーカスタムにするなら、コレはアリでしょう。

 

1,200ccスポスタの定番は「IRON 1200」

ここからは5車種ラインナップされている1,200ccモデルです。

まず最初は「IRON 1200」。モデル名の通り「IRON 883」の1,200cc版、ではなくて、コチラはより、カスタムバイク的に仕上げられています。

 

それを象徴するのが、ブラックアウトされた車体と固定式のスピードスクリーン、それにブラックのミニエイプバーであります。

 お値段は1,200ccモデル中でもお安い139万4,800円です。

 

「SUPRLOW」の1200版が「1200 Custom」

お次は「1200 Custom」。ビッグタンクとローシート、それにワイヤースポークホイール(前後16インチ)が特徴でございます。

 

個人的には「SUPERLOW」の1200版と理解しています。その根拠は、ローシート高(725mm)とロングタンクです。

お値段は155万1,000円と、可愛くないのが残念ですが……個性的なスポスタと言えましょう。

 

「ROADSTER」はファストバックスタイルが魅力

続いては、ファストバックスタイルが魅力の「ROADSTER」。筆者のような中年バイカーからすると、こんなにカッコいいスポスタが”つるし”で売られていることに感動してしまいますが……これが時代のニーズに応える、ということなのでしょう。

ハーレー公式には「ガレージビルドのカスタムスタイル」とのコピーが踊っています。

 

エンジントルク96Nm / 4,000rpmというシリーズ歴代で最強のエンジンを搭載。それに対応して、倒立タイプのフロントフォークと前ダブルディスクブレーキを採用。前19・後18インチというホイールサイズもスポーティな走りを支えます。

横から見るとクリップオンと見まがう低さのスラムドハンドルバーも、アグレッシブな走りへと誘います。お値段は 158万8,400円と、スポスタシリーズ最高値ではありますが、この出来ならば納得せざるを得ません。

走りに寄せたカスタムされたスポスタが欲しければ、もうコレ買っておけば良いのではないでしょうか?

 

ボバーカスタム⁉「FORTY-EIGHT」

ファットタイヤとアイコニックなピーナッツタンク、そして地を這うように駆け抜けるスタイル。重厚なスタンス、そして1,200ccエンジンがコーナリング時に分厚いトルクを発揮する……それが「FORTY-EIGHT」であります。

 

大きな三又と、見るからに強度の高そうな49mmフロントフォークを装備しておりますが、それは走りではなく演出。ボバー的なスポスタカスタムが欲しければ、コレ買っておけば良いでしょう。

お値段は 152万1,300円でございます。

 

レトロとモダンの融合「FORTY-EIGHT SPECIAL」

最後は「FORTY-EIGHT SPECIAL」。ハーレー公式では「レトロとモダンスタイルの融合」をコピーとしており、レトロは70年代風味なグラフィックを、モダンは車体の機構を示します。

ベースは「FORTY-EIGHT」なわけですが……

 

「FORTY-EIGHT SPECIAL」には前述のグラフィックのほか、TALL BOYハンドルバーと命名されたハンドルもまた、本モデルの特徴となっています。

お値段は155万6,500円となっています。

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