知ってた?タイヤチューブにも使用期限がある、というお話です

コロナ禍で外出を控えることが増えしたね……バイクは三密とは縁遠い世界であるとは言え、今や出掛けること自体がはばかられる……そんな時世になってきました。そんな今は、自宅でシコシコとメンテナンスにいそしむのに最適。
なので今回は、タイヤチューブのメンテナンス、特にタイヤチューブの使用期限について、お話したいと思います。
タイヤチューブは見落とし勝ちな消耗品だ!
さてさて、意識高い系バイカーの皆さんであれば、タイヤ本体については、摩耗限界や使用期限について、気を付けていることと思います。もちろん当コラムでも……
過去に、このような記事を掲載しています。
タイヤ本体について要約すれば、
・空気圧を適正に保つべし!
・スリップサインで摩耗度合いを確認すべし!
・製造から5年経ったタイヤ本体は販売店で確認すべし!
といったものです。もちろんサイドウォールにひび割れ等が発生しているならば、5年以内であっても交換すべきです。なのですが……このコラムでも、また他のウェブサイト等でも、タイヤチューブに関しては言及されていません。コレはいけませんね。反省……。
さて、今さらながらタイヤチューブとは何かと言えば、タイヤ本体とリムの間にあって、風船のように膨らむゴム製チューブのこと、であります。で、タイヤ本体が適正な仕事をするためには、タイヤチューブが常に正しく、空気を保持していなければならない。ということで、タイヤチューブは見落とされ勝ちですが、とても大切な部品なのであります。
タイヤチューブの使用期限はタイヤと同じ!
それでは本題。タイヤチューブの使用期限についてですが、単刀直入に言ってしまえば……タイヤの使用期限と同じ、であります。つまり……タイヤを新品に交換したら同時にタイヤチューブも新品にしましょう、ということです。
コレは筆者が勝手に言っているのではなく、ブリヂストンさん、ダンロップさんのウェブサイトで確認したものです。以下、ブリヂストンの「タイヤを上手に使っていただくために」というリーフレットより転載
新品タイヤにチューブを入れて装着する場合は、新品のチューブをご使用ください。
とされています。
また、ダンロップさんのウェブサイト「モーターサイクル用タイヤ使用上の注意」というページでは……
新品のチューブタイプのタイヤには、新品のチューブ、リムバンドを使用してください。
と記載されています。まぁ考えてみれば、タイヤチューブなんてタイヤ本体からすればお安いわけですから、タイヤ本体を交換するとき、一緒にタイヤチューブを変えろよと、そういう話ですよね。で、ダンロップさんは、リムバンドも新品にすべし、と言っています。コレ、忘れられ勝ちですから、覚えておきましょう!