ハーレーパーツメーカー~PAUGHCO

1969年に創業されたPAUGHCO(パウコ)は、アメリカ・ネバダ州にあるカスタムパーツメーカーです。1,000点以上のアイテムを自社で設計、製造、表面処理、仕上げまでを行う徹底ぶりは、Made in U.S.Aに強いこだわりを持っていると言えます。
ここでは、PAUGHCOの代表的パーツを使ったカスタムをご紹介します。
PAUGHCO流カスタム
60年代~70年代には、チョッパーブームの火付け役として一時代を築き、今もなお、チョッパーのカスタムを行う上で、欠くことのできない存在となっています。
タンク、マフラーなど、多くのパーツを製造していますが、特にハーレーのオーナーに人気なのは、オールドスタイルのチョッパーカスタムです。
・フレーム
リジッドフレーム化は、PAUGHCOの定番のカスタムだと言えます。リジッドフレームは、リアサスペシンョンを使わず、フレームに直接リアタイヤが取り付けられています。
もちろん乗り心地は劣りますが、後ろのラインがスッキリ見えることと、地を這うような低いスタイルになるため、見た目にこだわるライダーに人気です。
・ナロースプリンガーフォーク
リジッドフレーム化をしたなら、フロントフォークもオールドスタイルにしたいですよね。シンプルなスタイルで機能美を追求するなら、ナロースプリンガー化するのが良いでしょう。現在のような油圧ではなく、文字通りスプリングを使ったフロントフォークです。1948年までのハーレーのフロントフォークは、スプリングが剥き出しの形状でした。
現在にその武骨さを蘇らせるのが、PAUGHCOのナロースプリンガーです。新しい技術を楽しめるアンティークスタイルとして、多くのライダーを魅了します。
・タンク
チョッパーにビッグタンクは似合いません。スタイリッシュで個性的なタンクが、スタイルを引き締めます。1950年代のサイドバルブバイク「マスタング」から名付けられた「マスタングタンク」は、オールドスタイルのチョッパー・ハーレーを演出します。PAUGHCOのマスタングタンクなら、フレームとの相性もばっちりでしょう。
・ハンドル
チョッパーらしいスタイルと言えば、ゆったりとしたハンドルが特徴ですよね。PAUGHCOでは、綺麗な曲線がチョッパースタイルにマッチするエイプハンドルをはじめ、多数のハンドルバーと、ライザーをラインナップしています。
また、オフロードバイクのハンドルを湾曲したようなデザインのハリウッドバーハンドルもリリースされ、クラシカルなスタイルの中に、新しい風を吹き込んでいます。どのパーツを選ぶかは、オーナーのセンスによるでしょう。
・マフラー
オールドスタイルをビシっと決めたいのであれば、マフラーにもこだわらなければなりません。PAUGHCOでは、60年代の定番スタイルのマフラーも抜かりなくラインナップしています。数あるメーカーの中でも、PAUGHCOの曲げ具合や雰囲気が好きだと言うライダーが多く、絶大な人気を誇っています。
パーツメーカーには、それぞれ得意のカスタムスタイルがありますが、オールドスタイルといえば、やはりPAUGHCOが抜きん出ています。ハーレー乗りならば、絶対に知っておきたい代表的なパーツメーカーだと言えるでしょう。