【バイクもEV時代に突入!?】ガソリン車廃止が決定したけどバイクは大丈夫??

投稿日:2021-03-23

「最近、EVの話題が多いなぁ~」と感じている方も少なくないことと思います。意識高い系バイカーさんなら、EV化が世界的な潮流であり、ガソリン車廃止が近い将来に迫っていることも、ご存知のことと思います。

(筆者は性急なガソリン車廃止には大反対ではありますが)今回は極力客観的に、今、クルマ&バイクに何が起こっているのかを、お伝えして行きたいと思います。

 

ガソリン車廃止は世界の潮流

そもそもガソリン車を廃止して、自動車を電動化しよう、というのは世界の潮流であります。最も早いノルウェーでは2025年、そして日本と同じ自動車大国のドイツでも2030年には、ガソリン車を廃止する、と言われています。

が、ここで重要なのは、全部がEVになる、というワケではない、という点であります。ハイブリッド、プラグインハイブリッドを含めて、ということなのです。それから、廃止といっても廃車にする必要はなくて、新車のガソリン車の販売を禁止しよう、という動きであります。ここは極めて重要なので、覚えておきたいところです。

 

日本も遅れるワケには行かず……

ということで、日本も世界から遅れるわけには行きません。そこで政府も動いておりまして、2020年12月2日、毎日新聞が「政府が2030年半ばに純ガソリン車販売禁止に向けて最終調整に入った」と報じました。これは成長戦略会議で議論された内容を報じたものですが、さすがにグッときましたね。「いよいよ日本でも……」という感じです。

ところが……その6日後となる2020年12月8日、東京都の小池都知事が、「2030年までに都内で販売される乗用車新車販売の100%非ガソリン化を目指す」と発言。これには怒りを覚えましたね。国の政策を眺めつつ、「国より先に自分が!」というパフォーマンスを打ったわけです。

しかも不真面目な大手メディアが「100%非ガソリン化」を、あたかも「エンジン車は廃止」という風に報じたものですから、世の中が混乱してしまったことは、皆さんもご承知のことと思います。

 

東京都ではバイクのガソリン車は2035年で廃止?

さてさて、ここからが本題。東京都の小池知事の2020年12月8日の発言ですが、一般紙はクルマの話題ばかりでしたが、実はバイクについても言及していました。それが衝撃!! なんと「バイクのガソリン車は2035年までにゼロにすることを目指す」とのことなのです。

コレってどう思います? バイクは産業としても小さいですし、その構造上、コミューターは別として、EV化が難しいのが現状です。また、インフラが未整備である点にも留意が必要です。コレは日本のバイク産業が壊滅的な被害を受けた二輪車の駐禁問題と同じように、まったく現場を理解していない人の判断であると断言できます。ここはバイカーが一致団結して、反対すべきだと思います。

このページのTOPへ