【バイカー基礎知識】エンジンブレーキの効果的な使い方とメリット&デメリット

ハーレーバイカーの皆さん、エンジンブレーキ使っていますか?
今回は、基礎知識的な内容となりますが「エンジンブレーキの効果的な使い方と、メリット&デメリット」について、ご紹介して行きます。
エンジンブレーキとは何か?
知っている方にとっては今更でしょうが、エンジンブレーキとは何でしょうか?エンジンにはブレーキ装置は搭載されていないわけですが……それなのにエンジンがブレーキとして機能する。この効果をエンジンブレーキと呼んでいるのです。
スロットルを開けている時、ガソリンがエンジンに供給されます。そしてガソリン(混合気)が燃焼することでピストンが押し下げられ、クランクシャフトが回転する。その回転をギヤやらチェーン(ベルト)を介してタイヤを回して、ハーレーは進んでいます。
ところが、スロットルを閉じるとガソリンがエンジンに供給されなくなります。すると今度は逆に、タイヤの回転力がエンジンを動かすような話になります。その負荷がブレーキのような効果を発揮することから、エンジンブレーキと呼ばれるわけです。
エンジンブレーキのメリットとは
エンジンブレーキには、幾つかメリットがあります。
一つ目は、一般的なブレーキ(ハンドブレーキまたはフットブレーキ)の補助的な役割。長い下り坂でずっとブレーキを掛け続けるのではなく、エンジンブレーキを上手く利用することでエンジン回転数を適切に保つことで、適切な車速を保ちつつブレーキへの負荷を減らす、ということが可能となります。ですので、エンジンブレーキは、気持ち良いスムーズな走りをするのに役立つ、ということです。これは同時に、一般的なブレーキの消耗を減らす、ということにもなります。
二つ目は、高速道路などでの渋滞回避です。高速道路でブレーキを使用すると、ブレーキランプが点灯します。これが渋滞の原因となってしまうことが知られています。ですので、車間距離を保ちつつ、減速時にはエンジンブレーキを使用して、ブレーキランプの点灯を避ける。こうすることで、社会に貢献できるわけです。
エンジンブレーキのデメリットとは
では逆に、エンジンブレーキのデメリットとは、何でしょうか? それは……エンジンや駆動系への負担が大きい、ということです。
先に挙げたような、長い下り坂や高速道路でのエンジンブレーキの使用は妥当ですが、無闇にエンジンブレーキを利かせようとシフトダウンを繰り返すと、ギヤ類・チェーンといった駆動系、それにタイヤに大きな負担が掛かります。これはチェーンの伸びやタイヤの摩耗に繋がります。
ということで結論としては……「エンジンブレーキは適度に活用すべし!普通にハンドブレーキ・フットブレーキをメインに使おう」ということです。
ブレーキの性能を高めておくべし!
品番:2700-8801
メーカー:GUTS CHROME
価格:¥1,980(税込)
ということで、ブレーキの性能を高めておくと良い、ということなんですね。そこでおススメなのが、例えば本製品。「ケブラーブレーキパッド 〜03年TC 00〜03年XL F/R兼用」です。
ケブラー混在によりオーガニックよりも摩擦を高めた仕様です。パッドが減ってきたら、こうした製品に交換しておくのが得策。定期的に確認しましょう!
適合:〜03年までのツインカム各車、〜03年までのXLのフロント/リア
品番:1721-2437
メーカー:Drag Specialties
価格:¥4,950(税込)
コチラはDrag Specialties製品の「ブレーキパッド00-07年リア用シンタード」。耐久性と安定した制動力のあるシンタードメタルパッドです。効き初めだけガツっと効くのとは違い、レバー操作に応じて効くのでコントロールしやすいのが特徴です。高温時でも制動力を失わないのでスポーツライディングもしっかりこなせます。
適合:00〜07年ビッグツインリア(200mmワイドタイヤモデル除く),00〜03年XLリア
品番: 3703-0013
メーカー:Drag Specialties
価格:¥726(税込)
最後にご紹介するのが、「ブレーキフルード DOT4」。パッドだけでなく、ブレーキフルードも劣化しますから、交換する際に良品を選んでおくと良いでしょう。
内容量:355ml ※DOT5との併用はできません。混ぜないでください。