大流行の兆し!自分のハーレーをクラブスタイルにする方法

投稿日:2016-10-11

アメリカのMC(モーターサイクルクラブ)では日本で不人気だったFXRを選ぶオーナーが多かったのです。走りに特化した作りというのが一番の理由でしたが、それをより走りやすくカスタムし、FXRがラインナップからなくなると次にダイナがベース車両に選ばれることが多くなり、カウルやハンドルなどをカスタムされたスタイルが次第に「クラブスタイル」と呼ばれるようになりました。バイカーを題材としたアメリカのテレビドラマなどの影響もあり、そのスタイルが大ブレイク中なのです。

メーカーも作ってしまうほどの人気

クラブスタイルの人気は、ハーレー社がメーカーカスタムとして発売した「ローライダーS」を発表したことでも分かります。過去にもカフェレーサーブーム時には「XLCR」を発表し、チョッパーブームでは「FXGW」など、その時代の人気カスタムをメーカーが新型機種の中で発表する事がありましたが、現在のクラブスタイル人気もメーカーが本気で取り組むほどの凄さだということでしょう。ローライダーSはダイナでありながらCVOと同じツインカム110エンジンが奢られ走りに関してはモンスター級のパワーを与え、その他にもクラブスタイルに欠かせないカスタムが施されています。では具体的にクラブスタイルカスタムとはどうすれば良いのかを考えて行きましょう。

ハイスピードでロングランを可能に

クラブスタイルの特徴は、無理のないポジションで長距離でも速く移動できることを目的としています。なのでカウルを付け、ハンドルをライザーでアップし、シートはホールド感の良いモノが選ばれます。

まずはカウルです。ビキニカウルから中型のカウルまで大きさはそれぞれですが自分の好きなタイプを選びましょう。よく「ビキニカウルで風の抵抗を感じなくなるのだろうか」という疑問を耳にしますが、よほどのハイスピードでタンクの上に身を伏せるほどの姿勢にでもならない限り、ビキニカウルは風の抵抗を減らす効果はほとんどないと言えます。しかし、高いライザーを隠す事でスマートなルックスを手にいれる事ができます。つまりクラブスタイルにおけるビキニカウルはファッション傾向の強いパーツであるケースが多いでしょう。

ここまでやればクールに決まる

カウルの次はハンドルとシートです。ハンドルはライザーでアップさせるのが一般的です。高いハンドルでもエイプハンドルなどではなく、長いライザーを使ってアップライトなポジションとするのが定番です。

ハンドルはハイライザーで高さをかせぎ、極限までショートにしたドラッグバーを装着するのが基本です。

そしてシートは腰をしっかりとホールドできるタイプが好まれます。

ハンドルとシートが決まったら、最後にステップをミッド・ハイなポジションに変更すればバッチリです。カラーは圧倒的にブラックが人気です。マフラーは2本出しでも2in1でも構いませんが、クラブスタイルといえば、定番はサンダーヘッダーでしょう。日本には入ってきていませんが、昨今レッドサンダーも人気の兆しをみせています。

これらの定番パーツをチョイスした上で、やはりカスタムは全体のバランスが大切です。エアクリーナーのチョイスやマフラーの位置など、じっくりと考えながら、自分だけのクラブスタイルカスタムを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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