スピード超過を取り締まるオービスの種類・名称・対策を2分で学ぶ!

投稿日:2021-08-06

かなり暑い日々が続きますが……皆さん、ハーレー乗っていますか?ハーレーに限らずですが、乗り物を運転していると、嫌でも遭遇してしまうのがオービス。最近は「エッ……ココにいたの???」という場所に設置していたりして、驚かされることも少なくありません。

今回は、そんなオービスの種類と名称、その対策をササっと紹介して行きましょう!

 

オービスとは速度違反自動取締装置の一種で、ボーイング社の製品名!

いきなりですが、豆知識から。そもそもオービスって何だ?って話ですが……それは速度違反自動取締装置の一種でありまして、実はアメリカのボーイング社の製品名なのであります。ご存知でしたか?

では、速度違反自動取締装置とは何かというと……それは、とある地点の速度を自動で計測して同時にカメラで写真撮影を行うタイプの速度取締装置のこと、であります。その地点を撮影側=警察さんが設定した速度を越えた速度で通過すると、パシャっと撮られてしまい、後日出頭→反則金納付という仕打ちに合うわけです。

ここでポイントとなるのは、最初に書きましたように、オービスとは速度計測+写真撮影を自動で行うタイプ、ということ。沢山のおまわりさんとスピード測定機で実施する、いわゆる「ねずみ捕り」とは異なるもの、であります。

 

オービスには沢山の種類がある

さてさて、続いては、オービスの種類を説明して行きましょう。当然のことながら、警察は取締のためにオービスを設置しているわけですから、公式にはオービスの種類や特徴といった事柄を明らかにはしていません。ですので、本稿は、論文や警察庁の議事録、それに大手メディア配信のニュースなどを総合して、筆者なりにまとめて行きます。そのため「オレが知っていることと違うぞ!」といったクレームは、ご容赦いただけたらと思います。

 

可搬式オービスが生活道路でも使われ始めている!

今、一番話題になることが多いのが、この可搬式オービスであります。これまで一般的だった設置タイプは高速道路や幹線道路に常設されていましたが、この可搬式オービスは、その名が示す通り、何処にでも設置可能。近年は、特に生活道路における交通安全性の向上が求められておりまして、そのためには生活道路を通過する車両の削減、それに速度の抑制が効果的である、ということになっています。

先日、千葉県八街市の生活道路でも、痛ましい事故が発生しましたね。あんな場所では、地域住民の取締要望が高まります。また通学路など、 特に交通安全性を向上すべき箇所・時間帯において実施することが可能なのが、この可搬式オービスであります。

三脚等の上に速度計測機とカメラを搭載する、という仕組みです。運転者からすると厄介な存在ですが、生活道路での速度超過は言語道断。コイツに捕獲されたくなかったら、常に安全に止まることができる速度で、走行しましょう!

 

移動式オービスは車内に搭載されたオービス!

可搬式に似たタイプが、移動式オービスであります。ワンボックスカーの荷室部分に、可搬式オービスと同様の機能を持った機材が搭載されており、車内でコトが済むのが、このタイプ。やはり生活道路などで使われています。

 

レーダー式オービス&Hシステムは減少傾向

速度測定にドップラー・レーダーを使用する常設型のオービスが、レーダー式オービス&Hシステム。高速道路や幹線道路に設置されていましたが、メーカーの生産中止等により新設されることがなくなり、また部品供給が滞るなど、減少傾向にあるそうです。

 

ループコイル式が常設型の主流

最後にご紹介するのが、ループコイル式。速度測定にループコイルを使用するタイプです。道路の地面から深さ5cmの部分に、6.9mの間隔で3個のループコイルが埋め込まれていて、そこを通過する時間で車両の速度を計測しています。で、超過が著しい場合にパシャっとなる、という仕組みです。

オービスIII(スリー)やLHシステムというのは、このループコイル式の種類の名称です。

 

オービスの対策は?ハーレーはどうする???

これらが、ざっと現在活躍中のオービスになりますが、ドライバー&ライダーの心理からすると、当然、捕獲されたくないわけですが……どうすれば良いのでしょうか?ドライバーの方は、カー用品店に行くと、GPSで自車の位置を確認して探知機に登録されているデータを画面で知らせる探知機が販売されています。それらを使うと、良いと思います。

問題は、移動式と可搬式、であります。これらを避けるには……生活道路では常に法定速度で走る、というのが正解です。これは捕獲されないためだけでは決してなく、悲しい事故を減らすため。みんなで守りましょう!

そして最後に……筆者は責任を取れるものではありませんが、結構多くの方が知っている豆知識。オートバイはオービスでは捕獲されない、ということ。というのも、オービスは車速を測定して撮影する。このとき、ナンバーと運転者がハッキリと映っている必要があります。オートバイの場合、それが難しい……だからオートバイはオービスでは捕まらない、と言われています。

が……何度も同じ道路で速度違反を繰り返した悪質なライダーが捕まった、という報道もあります。皆さん、速度違反は厳禁です。ルールを守って、楽しいハーレーライフをおくりましょう。

 

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