チェーンドライブとベルトドライブのメリット・デメリット＆おすすめ製品！
モーターサイクルの二次減速機構として、チェーンドライブ・ベルトドライブ・シャフトドライブが使われています。なかでもチェーンドライブとベルトドライブが広く使われているのは、ご存じの通りかと思います。
そこで今回は、両者のメリットとデメリット、それにおすすめ商品を紹介していきます！
チェーンドライブはメリット多し！
最初にお話しするのは、チェーンドライブ。もっとも広く使われている機構であります。なぜでしょうか？それは当たり前の話ですが、もっともメリットが多いから、であります。
具体的には、ベルトドライブやシャフトドライブと比較して、圧倒的にコストが安く、伝達効率は悪くなく、交換作業が簡単。そのうえ二次減速比の変更も容易、と、広く普及するのが当然といった感じで、メリットが多いのであります。
ではデメリットは何かと言えば、皆さんも日々感じることがあると思いますが、メンテナンス（チェーン洗浄＆注油）が必要であり、ベルトドライブ＆シャフトドライブよりは耐久性が劣り、そして騒音が大きい、といったところ。
まとめますと、チェーンドライブにはメリットが多く、そしてデメリットは目をつぶれるレベルであると、そう言うことができると思います。
ダイヤモンド製 ソリッドドライブチェーン 530×110L
品番：DS-192022
メーカー： DIAMOND
価格：¥12,276（税込）
ここでおすすめしたいチェーンは……DIAMOND CHAIN COMPANY製の「ソリッド スタンダードドライブチェーン」。本製品はリンク数110ですが、102Lもラインナップしております。
もちろんコネクティングリンクも付属していますので、そのままご利用いただけます！
ベルトドライブはメンテナンスフリー＆静かだか……
続いては、ベルトドライブについて。二次減速がベルトであることで、どんなメリットが生まれるのかと申しますと……
それは、ほぼメンテナンスフリーになる、ということ。チェーンの洗浄＆注油から解放される。これが最大のメリットであります。また、チェーンのように走行距離に応じて伸びるということもありませんから、チェーン調整も不要となります。メンテナンスフリー化というのは現代の流れですから、それに沿った機構であると言えるでしょう。
また、静粛性に優れている、というのも、ベルトドライブのメリットです。モーターサイクルから発生する騒音というと、どうしても排気音が思い起こされるわけですが、実際にはローラーチェーンが回転・摩擦することで発生する音というのも、少なくないのです。さらに、変速時の衝撃吸収性が高い、というのもベルトドライブのメリット。これはチェーンドライブやシャフトドライブにない美点であると言えます。
ベルトドライブも優れていることは、お分かりいただけたと思いますが、残念ながら、デメリットもあります。バイカーの立場からすると一番の問題は、突然切れる、ということ。これが起こると、どうにもなりません。また二次減速比の変更が容易ではないこと、もあげられます。
DSI製 91-03年 XLモデル 補修用 ドライブベルト 128T
品番：1204-0042
メーカー： Drag Specialties
価格：¥24,948 （税込）
ドラッグスペシャリティーズ製ドライブベルト。補修部品としてご使用いただけます。
1991-2003年 スポーツスターモデル883/1200 128T。
チェーンドライブ or ベルトドライブ、好みに応じて選ぶべし
ということで今回は、チェーンドライブとベルトドライブのメリット＆デメリットをお伝えしました。結局のところ、基本的には純正の機構を踏襲して乗り続けるわけですが、好みに応じてコンバージョンキット等を使って変更可能。なので、ご自由に選んでいただけたら良いのかなと思います。
