不朽の名作!ハーレー人気モデル紹介〜FXBスタージス

投稿日:2018-05-18

今回のお題は「FXBスタージス」。名作と呼ぶには若干マイナーな車両ではありますが、少なくとも希少車ではあります。そしてWillie G.デザイン。さらに開発背景だけでなく、メカニカル面でも面白い逸話が残るモデル。それが「FXBスタージス」です。

 

「FXBスタージス」はローライダー派生モデル!

「FXBスタージス」が登場したのは1980年のこと。

 

前回ご紹介した「FXS Low Rider®」=「ローライダー」の派生モデルとして登場しました。

ということで、「FXBスタージス」は、80キュービックインチ(1340cc)エンジンを搭載しています。そして、プライマリー&セカンダリーの両方にベルトドライブが採用された、初めてものモデルとなります。コレがメカニカル面での面白い部分となります。

ちなみに……“スタージス”というのは、サウスダコタ州の、とある田舎町のことですが、ハーレー・バイカーなら一生に一度は必ず参戦せなばならないと言われている(笑)、ハーレー・バイカーにとって世界最大のイベントである”スタージス・ラリー”が開催されているのであります。そのスタージス・ラリーへの経緯を込めて、Willie G.の手により開発された、という逸話もあります。

不朽の名作!ハーレー人気モデル紹介〜XLCR

Willie G. が誰なのか、については、こちらの過去記事をご覧ください。

 

地味なモデルだが……

さて、そんな「FXBスタージス」を不朽の名作と呼ぶべきかどうか……ちょっと悩ましいところですね。

 

「FXBスタージス」がリリースされた同じ1980年に、Willie G. デザインによる御覧の名作「FXWG」が存在しているわけです。同車と比較してインパクトが弱く、1982年に終売となった短命モデルであることも、不朽の名作認定を難しくするわけです。

一目見ただけでは、「おっ、ショベルのローライダー?」くらいにしか認められないであろう「FXBスタージス」ですが、少なくとも本国広報サイトにて歴史的な1台として掲載されています。偉大なるハーレーの歴史において確かに存在した、微妙な名作として記憶に留めておきたいものです。

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