エンジン内に溜まるカーボンと素材のカーボンって何が違うの!?

投稿日:2022-03-01

レースに参戦していなくても、なんとなくカーボン製品って憧れちゃいますよね? それなのに「エンジン内にカーボンが溜まっている……」なんていうときのカーボンには負のイメージがあります。

今回は、このエンジン内に溜まるカーボンと、製品素材として使われるカーボン。両者の違いについてのお話です。

 

エンジン内に溜まるカーボンってなに?

そもそも、エンジン内にカーボンが溜まる……というのは、どういう現象なのか、ご存知でしょうか?まずは、そこからお話しますと……

特に近年、排ガス規制が厳しくなってきていますよね?それに応じて、例えばブローバイガス還元装置ですとかが強化されて、エンジンが燃やし切れなかった未燃焼ガスであるとか、排気ガスに混ざったエンジンオイルなんかが、再びエンジンに戻される仕組みが搭載されています。これは排気ガスを綺麗にするには役立つのですが、その結果、特にバルブ周辺にカーボンが堆積してしまうのであります。

なので、エンジン内に溜まるカーボンというのは、未燃焼(または不完全燃焼)の炭素ってことになります。古いハーレーに乗っている方であれば、マフラー出口なんかに黒いススが溜まっていますね? あれがカーボンでございます。

 

1ケース(12本売り) DRAG エンジンオイル マルチグレード20W50

品番:3601-0773C

メーカー:Drag Specialties

価格:¥10,560(税込)

そんな、エンジン内へのカーボン堆積を防ぐ効果があるのが、ドラッグスペシャリティーズ製『1ケース(12本売り) DRAG エンジンオイル マルチグレード20W50』。Harley-DavidsonVツインエンジンのために独自の添加剤を使用し特別精製されたオイルです。

独自の添加剤により優れた磨耗保護及び耐久性を持ち、高温下でも粘性を失いません。 カーボンおよびスラッジの堆積を防ぎ、エンジン内部に高い油膜強度を得ることができます。 エンジンのコールドスタートの際でも優れた保護機能を発揮します。 エボ〜現行のビッグツイン・スポーツスターモデルへにご使用ください。

 

カーボン製パーツに使われるカーボンってなに?

では、カーボン製パーツに使われる、カッコいい方のカーボンとは、一体なんでしょうか? それは……カーボン製品の正式名称から伺い知ることができます。そう、この場合のカーボンとは、CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)の略のことですね。CFRPはFRPの一種なのですが、炭素繊維で補強されているから、金属みたいに強い。でもFRPみたいに軽い。そのうえ腐食しにくい。だからカーボン=偉い、となるわけです。

というわけで、部品の素材として使われているカーボンとは炭素繊維のこと。FRPを補強するの使われている、というのが正解になります。

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