バッテリー&セルモーターの寿命と長持ちさせる方法！
まだまだ気が早いかも知れませんが、徐々に寒くなって来まして……これから更に季節が進むと「寒い季節はバイクに乗らない」という方もいらっしゃると思います。そんな方に気を付けていただきたいのが、バッテリーの取り扱いです。
そこで今回は、バッテリーの寿命と、それを長持ちさせる方法を、セルモーターと合わせてお話して行きます！
バッテリーのために1～2週間に一度は中距離を走りたい！
まずはバッテリーの寿命ですが、それは食品の消費期限のように●日間とか、●年●月●日まで、といった明確な期限はありません。その理由は、乗り方や取り扱い方によって寿命が変わるからです。つまり、丁寧に扱ってあげれば、バッテリーの寿命を長くすることが可能なのです。
では、実際にどうすれば良いかと申しますと、それは定期的（少なくとも1～2週間に1回以上が目安）にまとまった距離を走行する、ということ。コレはバッテリーが放電しすぎるのを防ぐためです。
そもそも論ですが、モーターサイクルのバッテリーは満充電の状態を保つことで寿命が長くなる、という事実があります。それを実現するには、定期的にシッカリ走って充電しておいてあげれば良いのです。
長期間乗らないときはバッテリーを充電して車両から外すべし！
一方で、地域によっては、どうしても冬季にはバイクに乗ることができない方もいらっしゃることでしょう。そんな方は、バッテリーを充電した後、車両から外して保管する、という手があります。これはバッテリーの消耗を抑えるワケではなく、バッテリーの劣化を防ぐ、ということになりますが、効果は絶大です。
満充電にしてから室内保管しておけば、春になって再び充電すれば、性能を維持できる＝寿命を伸ばすことができるはずです。このバッテリー充電にご利用いただきたいのが……
ユアサ バッテリーチャージャー 12V1.0A
品番：YUA1201000
メーカー：YUASA
価格：¥8,470（税込）
YUASA製小型バッテリーチャージャーです。
つないでおくだけでバッテリーの充電を行えます。
乗る頻度が少ない場合や、停車時でも電気を消耗する車輌などは
特にバッテリーの寿命が短くなりやすいので、充電器のご使用をオススメします。
満充電で休止し、その状態を維持する機能(フロートモード)付きなので、つなぎっ放しで問題ありません。
コードは約3mで、ワニ口クリップが付属します。
また付属の車輌側ケーブルをバッテリーにつなぎっ放しにしておけば、簡単に充電器と接続できるので大変便利です。
長期間乗らないのにバッテリー上がり対策を行っていないと、酷い場合には１～２シーズンでバッテリーが寿命を迎えてしまうこともあるのです。このようにシッカリ対策すれば寿命は伸びますが、それでもバッテリーは経年劣化します。５年程度経ったら、性能が下がってきます。そんな場合は、迷うことはありません、新品に交換しましょう！
WESTCOバッテリー 97年以降XL/ダイナ/ソフテイル
品番：9800-4030
メーカー：WESTCO
価格：¥18,700（税込）
最初にご紹介するのは、WESTCO製のバッテリー。ハーレー純正にも採用されているAGMバッテリーです。
適合:1997-2003年 XL、1997年以降 ソフテイル/ダイナ、2007年以降 VRSC(07年 VRSCR除く)
サイズはハーレー純正と同じになります。メンテナンスフリーバッテリーです。
AGMというのは、グラスマットにバッテリー液を吸収させた構造で、寿命が長く、自然放電を最大限に抑制されたドライバッテリーです。ハーレー純正バッテリーと同じ工場で製造している信頼性の高いバッテリーです。こちらの商品は充電済の状態でお送りしておりますので到着後、すぐにご使用頂けます。
他車用もラインナップしていますので、検索してみてください！
キックオンリーのカスタム車には、台湾YUASA 小型バッテリー TYTX5L-BS
品番： 9800-1080
メーカー：YUASA
価格：¥7,700（税込）
続いてご紹介するのは、カスタム車両に最適な台湾YUASA製・小型バッテリー YTX5L-BSです。小型スクーター王国・台湾でも各メーカーで純正採用されている台湾ユアサは信頼性も耐久性も高く、しかも値段も非常にお手ごろでハーレーのカスタム車輌にもお奨めです。
端子を手前に見て右側がプラスです。4.0Ahですのでキックオンリーのカスタム車両にオススメです!
セルモーターにも寿命あり！
続いては、セルモーターの寿命について。コチラは、バッテリーのような消耗品という認識こそありませんが、機械ですから寿命はあります。詳しくは以下の過去記事で記載していますが、
セルモーターから異音がしたり、セルが回らなかったりしたら……それはセルモーターの寿命かもしれません。
ブラシ交換で済むこともありますが、リングギヤとかみ合うピニオンギヤが破損していることもあります。最悪の場合、セルモーターの交換となります。その費用ですが……部品＋工賃で少なく見積もっても50,000円以上は覚悟しておく必要があります。
