ハーレーのサドルバックの選び方

投稿日:2014-11-04

少し前ならハーレーと言えばカスタムが中心でしたが、リターンライダーの増加でツーリングの用途が高まり、サドルバッグが売れているようです。
ツーリングファミリーであればFRP製の大型純正バッグが付いてきますが、そうでない車種の場合は、別途買い求めなくてはなりません。
サドルバックは各社から販売されており、色、形はもちろん、本革、合成皮革など素材も豊富です。ここでは、サドルバックの選び方についてご紹介しましょう。
 

サドルバッグに何を入れるのか

サドルバッグに何を入れるのかによって、最適な形や大きさ、素材が変わってきます。まずは、使用目的をはっきりとさせましょう。
グローブや地図などの小物程度なら大きなバックは必要ないですが、ツーリングに使うとなると、雨具や工具など荷物が増えるので、小型バッグでは役不足になってしまいます。
カタログにサドルバックの寸法が記載されていますので、メジャーなどを使ってバイクに設置した際の大きさを確認するとイメージがつきやすいでしょう。

サドルバッグの種類

サドルバッグには様々な種類があり、普段は薄く畳んでおき、荷物が増えたときには大容量バッグに変身する万能型のアジャスタブルサドルバッグや、左右に振り分けず、片方のみのシングルサドルバッグ、モデルごとに販売されている専用バッグなどが販売されています。
チョッパー系などでは、サドルバッグは使わず、必要な工具だけを入れるツールポーチを取り付ける方も多いようです。

素材を選ぶ

本革は高価ですが、高級感や色落ちの風合いなど、他にはない味があります。使うごとに馴染んでいくのも革の魅力だと言えます。ただし、紫外線を浴び、時には雨に当たり、泥やホコリにまみれることは、革製品にとって良い環境とは言えません。
革ジャン同様、乗るとき以外はバイクから取り外しておく、陰干しをする、革用クリームを塗るなど、日頃のメンテナンスが必要となります。
合成皮革は、質感こそ本革に劣りますが、なんといっても安価なのがメリット。商品によっては、本革の半額以下で買えるものもあります。また、雨に強く、中には水洗いできるものもあり、メンテナンスが楽だとも言えます。
最近では、デザイン性の高い布製のサイドバックも人気がありますが、本革に比べると耐久性は劣ってしまいます。手入れが必要でも良いものを長く使うか、消耗品と割り切って使い勝手を優先するか、好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

サドルバッグサポートを用意する

バッグを直接フレームにくくり付けた場合、リアタイヤに絡み付いて転倒する恐れがあります。これを回避するために、サドルバッグサポート(取付金具)の購入をおすすめします。
サドルバッグサポートは1点止めと2点止めがあり、どちらでも問題ありませんが、取り外しを考えるなら1点止めが使いやすいでしょう。

バイク全体のマッチングを考えて、形や色を選ぶと、サドルバッグがカスタムパーツのひとつのような一体感を醸し出すことができます。
しかし、デザイン性だけを重視せず、使い勝手や安全性にも配慮して選ぶことをおすすめします。

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