初参加者必見!ハーレーのミーティングって何やってるの?

投稿日:2017-02-17

「ミーティング」は本来、会議や打ち合わせという意味で使われますが、ことハーレーミーティングの場合は「MEET=会うor出会う」に重きを置いた意味で使われます。見知らぬ者同士がミーティング会場でたまたま隣にテントを張り、それがきっかけで仲間になる。それがミーティングの楽しさでもあり醍醐味でもあります。

 

日本のハーレーミーティング

日本におけるミーティングとは、クラブ単位で始まったのが初まりです。モーターサイクルクラブがメンバーとゲストを招いてどこかのキャンプ場で開催するのですが、ハーレー雑誌やインターネットも無く、あくまでも口コミだけ。それでもハーレーブームになる以前の話ですから、数少ない仲間を求めてみんな必死で情報を模索している頃です。

90年代には入り、「HOTBIKE JAPAN」や「VIBES」などハーレー専門誌が創刊されると、ミーティング告知ページもあったため、徐々にハーレーミーティングの参加台数が増え始めました。携帯電話もまだ普及する前のことですし、ミートするとはいってもお互いギクシャクし、時には睨みあっていたりしましたが、それがどこの会場でも会うようになり、言葉を交わしはじめ、仲間になるまでには随分と時間が掛かったものです。

 

ハーレーミーティングの象徴

前記の通り、90年代に入ると専門誌の後押しもあってかハーレーブームが巻き起こり、ミーティングではMotorcycleDENが開催した「ハーベストタイム」が開催されました。初回は会場が違いましたが、2回目からは富士の天神山スキー場が会場となり、初めて数千台規模のミーティングとなりました。残念ながら5回限定で今はありませんが、駐輪場に並ぶどこまでも続くハーレーには、参加者も主催サイドも度肝を抜かれました。行きも帰りも高速道路のSAはハーレーだらけとなり、その異様な光景に気分が高揚したものです。

 

初参加するには?

ミーティングは基本的に参加費が必要ですが、それはサービスに対する対価ではありません。あくまでも主催者が運営に必要な経費を参加費でまかなっているのであり、大多数のミーティングは赤字です。「金を払っているのだからこれをして欲しい」というのは通用しません。ルールを守って場所を選び、荷物を運んでテントを張り、出店がなければ飲食も自分で準備しないといけません。つまりその日の衣食住はすべて自分で用意しなければなりません。 なので本当の初心者は慣れた仲間と一緒に参加し、一連の作業を知るのもいいかもしれません。もちろん最初からキャンプ道具を積み込んでひとりで参加するのも、それほど大変な事ではありません。ちょっと勇気を出せば大丈夫です。きっと誰かが助けてくれますし、きっと仲良くなれます。

 

結局のところハーレーミーティングで何をするのか

結局のところ参加する人次第です。ミーティングの規模は様々です。大規模のミーティングなら1万人の参加者なんていうのもあり、そうなるとベンダーブースと呼ばれる売店が出ることも。売っているのはハーレー乗り用のアパレルからバイク用品、キャンプ用品、飲食店まで様々です。ですので、テントだけあればどうにかなります。

小規模のミーティングだとベンダーはありませんので、すべて自分で用意するしかありません。そのうえで何をするのか。ひとりで何か食べ物を作って酒を飲んでもいいし、勇気を出して誰かに話し掛けてもいいし、キャンプをしながら好きな事をするだけです。周りに迷惑を掛けなければなんでもOKです。

副次的なコンテンツとして、バンドライブがある会場もありますし、本当にキャンプだけの会場もあります。とことん楽もうという気持ちで参加することが大切です。会場に近づくとハーレーの数が増えていく光景は何度参加してもテンションが上がります。

 

4月からは毎週のように、どこかでミーティングが開催されています。さあ、迷ってないで、何もかも忘れて、ハーレーミーティングへ出かけよう。

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