ハーレーのグリスアップ、定期的にすべき箇所と塗り方

投稿日:2014-06-19

バイクはホイールベアリング、アクスルシャフト、クラッチケーブル、アクセルケーブルなど様々な金属部品が可動しています。
これらの部品同士の摩擦によりパーツが摩耗し、ハンドルの切れが悪くなる、クラッチやスロットル操作が鈍くなるなどの現象がおきます。

快適な操作性を維持するためには、グリスアップが欠かせません。また、グリスアップには防錆効果もあり、定期的なグリスアップを行うことでパーツの寿命も長くなります。

 

クラッチ・アクセルケーブルのグリスアップ

クラッチが重いと感じる場合は、潤滑不足の可能性が考えられますので、
クラッチケーブルのグリスアップを試してみてください。アクセルの動きが悪い場合も同様に潤滑不足が考えられます。
最悪の場合はケーブルが断裂する場合もあります。

どちらも運転で多用する重要な箇所になりますので、安全に運転ができるよう、3,000kmの走行後、もしくは半年に一度はグリスアップするように心掛けましょう。
グリスアップの方法は、ワイヤーインジェクターという工具を使用して、潤滑油をケーブルホースの中に流し込みます。
簡単な作業ですので、定期的に行いましょう。

 

ホイールベアリングのグリスアップ

2000年以降のモデルは、ホイールベアリングがグリスで満たされた密閉式のため、グリスアップの必要はありません。
99年以前のモデルの多くは、ホイールベアリングにグリスアップが必要です。

ホイールベアリングはホイールの回転をスムーズにする役割があります。
高速で回転をする重要なパーツであり、ここが潤滑不十分な場合、ホイールベアリングが焼き付きを起こす可能性があります。

8,000km走行後、もしくは1年を目安に動きをチェックし、グリスアップしましょう。その際は合わせてアクスルシャフトのグリスアップも行いましょう。
メンテナンスが難しい箇所になるので、バイクショップにメンテナンスしてもらうことをおすすめします。

 

ステアリングステムのグリスアップ

ハンドルの操作性を安定させ、かつスムーズな動きを保つためには、ステアリングステムのグリスアップが必須です。目安として8,000㎞の走行ごとにグリスアップしましょう。

用意する工具はグリスガンです。
グリスガンを使ってニップルからグリスを注入します。
ステアリングヘッドからグリスが出てきたらOKです。作業はジャッキアップしてから行いましょう。

なお、ニップルが付いていない車両は、ステアリング周辺をバラしてグリスアップする必要があります。
大掛かりなメンテナンスになるので、バイクショップでメンテナンスしてもらったほうがよいでしょう。

 

その他のグリスアップ

バイクは、グリスアップが必要な部分が多数あります。
クラッチワイヤー、アクセルワイヤー、ニップルがついているステアリングステムのグリスアップ以外は難しいメンテナンスになります。
グリスアップが難しい箇所は、バイクショップにメンテナンスを依頼したほうがよいでしょう。

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