愛車はいつもピカピカに。ハーレーの洗車方法

投稿日:2015-03-25

走る工芸品とも言われるハーレーは、その美しさが命ですので、タンクやメッキパーツは、ピカピカに磨き上げたいですよね。ここでは、ハーレーを新車のようなキレイな状態を保つための洗車方法についてご紹介します。

洗車のポイント

バイクは金属の塊であり、水は大敵だと言えます。では、なぜ洗車が必要なのでしょうか?バイクをいつまでもキレイに保つためなのはもちろんですが、愛車を隅々まで洗うことで、錆や不具合を発見するといった目的もあるのです。

早めにケアをすれば、それだけダメージが少なく済みます。洗車をすることは、重要なメンテナンスの一つなのです。

天気を選ぶ

夏の晴れた日に洗車すれば、日差しが気持ちいいですし、洗車中に洋服や靴が濡れてしまったとしてもすぐに乾きますよね。しかし、実は晴れた日は洗車には向いていないのです。なぜなら、拭き取る前に水分が蒸発して水垢になってしまったり、ワックスに含まれている油分が日差しによって焼き付いて染みになったりするからです。

また、風の強い日も、ボディに砂埃が付着して拭き取りの際に傷を作ってしまう可能性があります。そのため、風が弱く少し曇っている日が洗車日和だと言えます。

洗車のための道具

洗車に必要な道具は、バケツと洗剤、スポンジとウェス。必要に応じてブラシやケミカル製品、ワックス、電装系を保護するマスキングテープなどを用意すると良いでしょう。
中には、細かいパーツを洗う際に何本もブラシを使い分ける人や、エンジンのフィンを綿棒で清掃するという几帳面な人もいます。自分の掃除スタイルに必要なものを用意してください。

洗車の手順とは


ここでは、洗車する際の手順についてご紹介します。誤った方法で洗車すると、バイクの劣化を早めたり、塗装を傷つけたりすることがありますので、しっかりと確認しておきましょう。

①マスキングしてから水洗いする

電装系やエンジンに水が入るとトラブルのもとになりますので、キーシリンダーやマフラーをテープでマスキングします。

次に全体に付いた汚れや埃を落とすために、水洗いをします。いきなりスポンジでゴシゴシ擦ってしまうと、砂埃などで塗装を傷つけてしまう場合があるので、必ず水洗いから始めましょう。水は上から下に洗い流すようにかけるのが基本です。

②汚れを落とす

バイク専用の洗剤か、中性洗剤をバケツに溶いて、スポンジを使って上から下に擦っていきます。頑固な油汚れや虫の死骸はなかなか落ちませんが、力を入れ過ぎて傷をつけないよう注意しましょう。パーツクリーナーや、専用の洗剤などをいくつか使い分けて洗うと効果的です。

汚れたスポンジやブラシを使い続けると、かえって汚してしまうこともあるので、道具の汚れにも気を配ってください。

③洗剤を洗い流す

洗剤が残らないよう、しっかりと洗い流します。フェンダーの裏など、普段は見えないところもよく洗い流しておきましょう。ステッカーを貼っている場合は、水圧の強いホースで横から水を当ててしまうと剥がれてしまいますので、正面から水を当ててください。

④水分を残さず拭き取る

前述したとおり、バイクのパーツは水分を嫌います。セーム革やふき上げ専用クロスなど吸収性の高い製品を使って、しっかりと水分を拭き取っていきます。

タンクやフレームの裏などは拭き残しが多い傾向にありますので、外から見えにくい部分も丁寧に拭き取りましょう。

⑤ワックスで仕上げる

水分を拭き取ったら、ワックスで仕上げをします。ワックスは光沢が出るだけでなく、油膜を張ることで水や埃から塗装を守る役割があります。ワックスの種類は、固形から液体まで豊富にありますので、使い勝手や効果に合わせて選んでください。

塗装していないプラスチックなどの樹脂パーツや、ゴムパーツなどもそのままでは劣化が早まりますので、それぞれのコーティング剤を使って保護しましょう。最後に、レバーやワイヤー類をグリスアップすれば完了です。

洗車は奥が深く、どこまでやるかによってコンディションの保ち方が異なります。また、ホイールやリアサスペンション、エンジンのファンなど細かな部分をどの程度キレイにしているかによって、オーナーの几帳面さが分かってしまいます。

「誰よりもハーレー愛が強い」と自負するならば、洗車を極めてみてはいかがでしょうか。

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