ハーレーでキャンプ!荷崩れしないハーレー積載術

投稿日:2016-07-22

ツーリング時に意外と多いトラブルとして、積載物の落下があります。高速道路にぶちまけてしまえば、せっかく買い揃えた高価なキャンプ道具はまずダメになりますし、最悪のケースだと、荷崩れしかけた積載物がタイヤに干渉して、摩擦熱で燃え上がったという実例もあります。楽しいキャンプを台無しにしないために、積載術は実は非常に大切な事なのです。

必要な道具を知ることから

さて、明日はキャンプに行くと仮定しましょう。準備は良いでしょうか。テント、寝袋、マットは持ちましたか。まぁ、必要最低限としてこの3点があればキャンプは出来ます。しかし、ここからが各々の個性が出るポイント。どんなランタン、クッカー、バーナーを使うのか、タープは持っていくか否か。何度か経験すれば自分にとっての必須アイテムが決まると思いますが、それを落とさないように積載するためには、バッグに入れる順番や積み込む順序も自ずと決まります。

積み方を考えよう

ハーレー積載術と一言に言っても、その積載方法は車種やカスタム、シングルシートかダブルシートかでも大きく変わります。

例えばシングルシートの場合なら、このようにフェンダーストラットに直接キャリアを付けられるのかによっても、積載時の安定性は変わります。

また、どんなバッグをチョイスするのかでも変わります。ダッフルバッグや箱を多用するのか、上記のようにサドルバッグを併用するのか。荷物の量にあわせて自分好みのスタイルを選びましょう。

グラグラしたら積みなおそう

持って行くアイテムとバッグが決まったら、荷物を積み込みましょう。ここで重要なのはバンジーコードで、長さは3種類ほどあれば事足りるでしょう。

まずは荷物がギリギリ届くくらいの長さのコードで簡単に止めます。これが基準となりますので、縛る位置などには気を付けてください。サイドスタンドでバイクは傾いていますので、荷物も同じ角度に傾かなければいけません。荷物が仮止め出来たら、長めのコードで厳重に縛ります。固定した後に揺すってみて、グラグラと大きく揺れるようなら必ずやり直しましょう。

フックは大切です

バンジーコードを折り返したり、引っ掛けたりする「荷掛けフックやボルト」も重要です。荷物の前後に必要ですので、引っ掛けるところがなさそうであれば、これらのパーツで追加すると良いでしょう。

ちなみに、荷物の上部を二本のコードでクロスさせたら、長めのコードは最初に下のサイドを通してから、上部でクロスさせるように止めると、グラつかずにしっかりと固定できます。

実は積載にも力強いアイテム

フェンダーの前後にフックを付けて、それ以上にしっかりと荷物を固定するには、実はシーシーバーが強い味方になります。シーシーバーに押し付けるくらいにコードで固定し、フェンダーの荷掛けボルトも併用すると、非常にしっかり固定ができ、落下の危険も軽減するでしょう。

またキャンプ場に入る前に買う食材や飲み物なども、シーシーバーがあれば括り付ける場所にもなりますので、有ると無いとでは大違いです。今年の夏は、芸術的な積載術で、楽しいキャンプツーリングを楽しんでくださいね。

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