予期せぬトラブルを未然に防ぐためにも3,000kmごとの点検が大事!

「ハーレー人気が沸騰中!」というワケではない昨今……それでもしかし、一定程度には新車も売れています。ハーレーは流行り物ではなく、モーターサイクルの一つのジャンルとして、しっかりと定着したと捉えることができます。
そんなわけで、現在の日本の路上には、新車から旧車まで、あらゆるコンディションのハーレーが元気に、あるいは病におかされつつ(笑)、走り回っています。
そこで今回は、新車も旧車もひっくるめて、予期せぬトラブルを未然に防ぐための3,000kmごとの点検について、お話してみましょう。
3000kmごとの点検って何するの?
さてさて、新車と旧車、もちろんモデルごとに、求められる点検内容は異なります。で、新車の方はご購入されたディーラーさんからご連絡が来ると思いますので、ここでは常識的なコンディションの中古車をイメージしつつ、ザックリとお話して行きます。
エンジンオイルの点検・交換
最も大切な点検はエンジンオイルです。正しくは走行距離だけでなく、期間も考慮すべきですが、3000kmごとに交換しておけば、間違いないでしょう!ちなみにオイルフィルターは、オイル交換2回に1回の割合で交換しておけば大丈夫です。
ちなみに、ミッションオイル・プライマリーオイルは5,000kmごと、というのが一般的です。お忘れなく!
タイヤの点検
お次はタイヤ!必ずしも3,000kmごとに交換する必要はありませんが、点検すべきです。空気圧をみて、必要に応じて空気を入れてあげます。それと、劣化・ひび割れ等がないかも、点検します。それから、スリップサインが出ていたら交換です。
エアクリーナーの点検
続いては、エアクリーナー。走行条件にも左右されますが、3,000kmも走行すれば、エレメントが汚れています。これを清掃しましょう。
チェーン・スプロケの点検
そして欠かせないのが、チェーン&スプロケの点検。チェーンの伸び・遊びが適正か?スプロケの摩耗が進んでいないか、目視でできることですので、確認しましょう!
ケーブル類の点検
3,000kmも走行すると、操作系パーツの摩耗・消耗も進行します。ケーブル類が伸びたり、また動きが渋くなったりするわけです。ですので、ケーブル類を点検して、必要に応じて遊びを調整したり、注油したり、という作業が必要となります。
バッテリーの点検
案外忘れてしまい勝ちなのがバッテリーです。始動しにくい、などの症状が出るまで放置し勝ちですが、3,000kmごとに電圧を点検しておけば、出先での不具合などを避けることにも繋がります。
プラグの点検
さて、次にご紹介するのは、スパークプラグ。これまた忘れてしまい勝ちですが、スパークプラグも消耗品でございます。とは言え、3,000kmごとに交換する必要はありません。簡単な作業ですから、焼け具合などを確認して「ふむふむ。オッケー!」と、確認すれば大丈夫です。
ブレーキの点検
ブレーキは、3,000kmごとに遊びの調整すれば良いでしょう。パッド類の消耗については、外から見れば分かります。旧車でドラムブレーキの場合は、遊びの調整が効かなくなる前に交換しておくのが無難です。
また、ブレーキは、ある意味、命を預ける大切なユニットです。ボルト&ナットの緩みがないか、確認しておくと安心です。
サスペンションの点検
さて、最後のチェックポイントはサスペンション。目視でオイル漏れを見てあげたうえで、各部の緩みがないか確認しましょう!
3000kmごとの点検。プロに任せるのもアリ!
いかがでしたでしょうか?今回は、3,000kmごとの点検について、ご紹介してみました。なのですが、実際にコレらすべての作業を自分でこなすのは結構大変です。また、車種ごとに点検しておくと良いポイントなんかもあります。
ということで、懐具合に余裕があるならば、DIYに固執せず、プロにお任せしてしまうのが良いと思います。