ハーレーのエンジンがかからないときにチェックすべき項目6つ〜初級編

投稿日:2016-09-23

ハーレーに乗ろうとして一番テンションが下がるのが、エンジンが掛からない時ではないでしょうか。特にハーレー初心者の場合、出先やツーリング途中などでエンジンが掛からないと、かなり焦るものです。まずは落ち着いて、なぜエンジンが掛からないのかをチェックしましょう。

1:何はともあれ、まずはガソリン

何よりも先に確認したいのはガソリンですが、エンジンが掛からないと焦ってしまい、ガソリンを疑う人は少ないです。電気系か、キャブレターかと考えてしまいがちですが、一番単純な理由から疑ってみましょう。まだなくなるはずがないないと思っていても、高速走行でアクセルを開けまくってしまい、実はいつも以上に燃費を悪くしている事も考えられますので、ガソリンキャップを開けてガソリンの残量を確認しましょう。

2:電気系の元締めはバッテリー

ガソリンが残っていることを確認したら、次はバッテリーの電圧チェックです。トラブルが少ないので予備パーツなどを持たない方が大半でしょうが、電圧のテスターだけは持っていることをオススメします。電圧や、通電しているかだけでも把握できれば、不調の原因を突き止められる可能性も高くなります。残念ながらバッテリーがお亡くなりの場合は、交換するしかありません。また、バッテリーが駄目な時には、レギュレーターやオルタネーターなども疑う必要もあります。それ以外にも、マイナスアースの太い配線がフレームにしっかりと留められているか、その部分に錆はないか、などもチェックしましょう。

バツテリー交換なら、ハーレー純正と同じ工場で作られているため、信頼性の高いWESTCO製のバッテリーがオススメです。

3:イグニッションスイッチも疑え!

バッテリー電圧が12ボルト以上あっても、念のためイグニッションスイッチの確認はしておきましょう。スイッチオンでニュートラルランプなどインジケーター類が点灯するか、ウインカーやヘッドライトは点灯するか。スイッチへの配線が断線またはショートしてしまっていることで、各部に電気が回っていない可能性もあるので、イグニッションスイッチも確認をしてみましょう。

4:火が飛んでいるかどうか

プラグを外し、火がしっかりと飛んでいるかどうかを確認しましょう。方法はプラグコードを付けたままで外したプラグの先端をシリンダーに接触させて、キックまたはセルを回します。それで火が飛ばないようならプラグを交換する必要があります。予備がないときにはブラシなどでプラグをしっかりと磨いてもう一度確認です。それでも火が飛ばないなら、プラグ、プラグコード、イグニッションコイルなどが疑われます。

プラグは、絶対に常備しておきたい予備パーツのひとつです。

5:吸気系もあやしい…

次に疑うのはキャブレターとエアクリーナーです。まずは、しっかりとキャブレターまでガソリンが流れているかを確認しましょう。ガソリンが来ているなら、次はエアクリーナーの詰まりなどを確認しましょう。空気が入らなければエンジンは掛かりません。エンジンを掛けるのに必要な3大要素はガソリン、空気、電気です。ここまでのチェックでその基本的な部分を確認しました。

6:それでも掛からない

ここまでチェックして、どこも異常が無いのにエンジンが掛からない…。今回は、初歩的なチェックポイントをご紹介いたしましたが、車両によりチェックポイントはまだあります。ポイントの接点やコンデンサー、ガバナー、フルトラならコンピューター、セミトラなら…などなど、挙げだしたらキリがありません。

それでもエンジンが掛からないときには、プラグを外し、キックを踏んで圧縮があるかを確認しましょう。プラグホールから空気が勢いよく出ないのなら圧縮がない証拠です。そうなったらレッカーしか手段はありませんし、そうなることはまずありませんが、念のための確認です。圧縮が少ないのにエンジンが掛かってしまい、そのまま走ってしまうと、愛車のエンジンが焼き付くリスクが高くなり、非常に危険ですので。

まずは落ち着いてそれらのチェックをすればきっと原因は見つけられます。

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