ハーレー専用保険もある!バイク保険は必ず入ろう

投稿日:2014-12-19

バイクの保険には、車の場合と同じように、自賠責保険と任意保険という2種類の保険があります。自賠責保険は強制加入ですが、任意保険は加入を義務付けられているわけではなく、名前どおり任意で入るかどうかを決めるものです。今回はとくに後者のバイク任意保険について解説します。

バイクに乗るなら任意保険に加入を!

たとえばバイクを運転していて事故を起こし、相手を死亡させてしまった場合、自賠責保険で支払われる上限額は1人につき3千万円に過ぎません。しかし裁判例にみられる交通事故の死亡や後遺症賠償額は億単位になることが珍しくなく、多くのケースで自賠責保険だけでは払い切れなくなってしまいます。

しかも、自賠責保険が使えるのは対人賠償のみです。自分が怪我をしても、バイクが壊れても、建物などを壊したとしても、自賠責保険は適用されません。

車と比べて怪我を負うリスクが高く、転倒もありうるバイクだからこそ、任意保険に加入することは必須と考えるべきでしょう。

任意保険の種類

任意保険にはさまざまなものがあります。以下、代表的なものを挙げてみましょう。

1.対人賠償保険

自賠責保険が適用されるのはこの対人賠償です。歩行者に対してや、衝突した車の運転者や同乗者、あるいは自分のバイクの同乗者など、他人を死傷させた場合が対象です。対人で自賠責の限度を超えた時に適用される、最も重要と言っていい保険です。

2.対物賠償保険

相手の車や電車、人家や店舗などの建物、ガードレールや道路標識、信号機など、対物の損害賠償に備える保険です。これも認定総損害額が1億円を超えるケースがあります。

3.搭乗者傷害保険

契約したバイクに搭乗中の運転者や同乗者が事故によって怪我をしたり死亡した場合が対象です。多くの場合、傷害の部位と症状の組み合わせで支払われる保険金が決まっています(頭部の骨折45万円など)。

4.車両保険

契約中のバイクが事故などによって壊れた場合、その損害に対する保険金が支払われます。火災に遭った時も支払われることが多いようです。ただし、地震や詐欺、盗難された場合などは多くの場合、対象外となります。

5.自損事故保険

単独で事故を起こした場合、または相手にまったく過失がない事故だった場合が対象です。

このほかにも相手との過失割合に関係なく保険金が支払われる人身傷害保険、相手が保険に入ってない時に適用される無保険車傷害保険などがあります。

バイク保険の年間保険料っていくらくらい?

任意保険の保険料は補償対象、補償額、バイクの排気量、運転者の年齢、ノンフリート等級(無事故割引のことで新規の場合は6等級=0%から)、バイクの利用状況(年間予想最大走行距離や主な利用目的)によって決定されます。

大まかな数字ですが、年間保険料は「純新規、250cc以上のバイク」で、対人・対物無制限、搭乗者傷害200万円、自損事故特約などを組み合わせた任意保険の場合、「(死傷者の)年齢を問わず補償」という条件であれば6万円~8万円、「21歳以上補償」という条件であれば2万7000~3万6000円、「26歳以上補償」という条件であれば2万円~2万5000円……といった額が目安になります。

ハーレーダビッドソン専用の保険もある

ハーレーの場合には専用の保険があります。2014年8月には2つのハーレーダビッドソン専用保険商品が発売されて話題になりました。

ひとつはハーレーダビッドソン専用任意バイク保険「HARLEY│モーターサイクル保険」(正式名称「アクサダイレクト総合自動車保険」)です。対人・対物賠償保険、自損事故保険、無保険車傷害保険、人身傷害補償特約、搭乗者傷害保険など補償を網羅的に組み合わせることが可能な通販型バイク保険です。

もうひとつは全損事故の損害と盗難を補償する「HARLEY│車両+盗難プロテクション」(正式名称「リスク細分型バイク専用車両保険」)です。こちらは全損事故の損害と盗難を補償する単体で加入可能な車両保険で、ハーレーのオーナー待望の車両保険と盗難補償サービスを組み合わせた内容の保険となっています。

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