ハーレーでタンデムライド!高速道路で2人乗りする際の注意点

投稿日:2016-11-22

首都高速環状線など一部を除いて、高速道路のバイク二人乗りが認められて10年以上が経ちました。一般道と高速道路のタンデム走行時の危険度の違いや、タンデムロングツーリングでの時間と疲労度など様々な検証がなされ、二人乗りが解禁されましたが、もう一度2人乗りでの高速道路走行時の注意点をおさらいしましょう。

事前準備はしっかりと

身体を密着させるバイクのタンデムですが、インカムなどを装着しければ、高速道路走行中の会話は難しいです。車の中なら普通に会話できても、バイクでは風切り音が大きすぎて無理でしょう。高速道路走行時には、事前にどこのパーキングに立ち寄るかを決めておくことと、急な対応方法も決めておきましょう。例えばトイレに行きたくなれば、運転する側は自分の意思で止まることも出来ますが、タンデムライダーが止まって欲しいことを伝える際は、合図などを前もって決めておくと良いでしょう。

走行時の危険予知

バイクのタンデムというのは、運転する側に命を預けたようなものではないでしょうか。なのでしっかりとした安全運転で身の安全を守らなければなりません。高速道路は横からの飛び出しなどは絶対にないので交通量の多い、例えば都心の246号線の瀬田から池尻までのような道を走るよりは安全だと個人的には考えています。しかしスピードは一般道の倍は出ていますし、走行車両の大半が車である環境の中を走るのは変わりはありません。道路の状況、車の進路変更など、もしものことを考え、むしろ考えすぎるほどの危険予知をしておきましょう。斜め前の右側車線を走る車がいま急にこちらの車線に変更してきたらなど、ひとりの時はかわせてもタンデムだとタイミングが遅くなることもありますので、注意は怠らないようにしましょう。

何気ないことも危険に変わる

高速道路では横風を受けることがよくあります。ソロとタンデムでは風の影響の受け方がまったく変わってきます。想像以上に横の流されたりするので細心の注意が必要です。また整備された道路とはいえ轍(わだち)あることもあります。リヤタイヤが轍に取られるとかなり焦ることもありますし、タンデムではなおさらなので、ソロの時は何気ないことでも注意を払って走りましょう。また、これはソロでもタンデムでも一緒ですが、高速走行は車線の真ん中を走りましょう。左に寄りすぎると無茶な車が同一車線内で追い越してきたりしますので、そこも注意しましょう。

それでもバイクは気持ち良い

危険な事ばかり書いてきましたが、それでも好きな人とタンデムで好きなハーレーで走るのは、最高に気持ち良いものです。目的地までの高速走行も楽しまなければ損です。最近のPAやSAは美味しい物もあるし、見て回るだけでも楽しい場所も沢山あります。そうした場所ではひとりよりも2人のほうが楽しいに決まっています。安全運転で目的地まで向かいましょう。

タンデムライダーを安心させるカスタム


タンデムに慣れていない方だと、振り落とされてしまうのではないか?といった恐怖心があるものです。タンデムライダーを安心させてあげるためにも、こういったバックレストを用意しておくと良いでしょう。なお、このパーツは、着脱可能なタイプで、ソロの時は外しておけば、ルックスを著しく損なうこともありません。大切な仲間、交際相手、家族など、タンデムライダーのためにも、装着されてみてはいかがでしょうか。

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