直線番長!ハーレーをドラッグスタイルにする方法

投稿日:2017-01-20

ドラッグレースとは、1/4マイルの直線を最高速400キロ以上で駆け抜けるレース。トップクラスのマシンでは5秒を切るほどのスピードで、勝負は常に1対1という単純明快なレースとして人気を博しています。日本でもハーレー限定のドラッグレースは人気があり、すぐにエントリー枠が埋まるほどです。そんな直線を駆け抜けるドラッグマシンのエッセンスを盛り込んだカスタム、それがドラッグスタイルです。どちらかと言えばカスタム手法としては歴史が長く参考になるバイクも沢山あるので、自分のハーレーをカスタムする参考にもなるでしょう。

名前が示すカスタムパーツ

ドラッグスタイルがいかにハーレー用のカスタムパーツに採用されているかは、パーツ名を見ても分かります。代表的なのは「ドラッグバー」ではないでしょうか。

低めにセットされたハンドルは、正にドラッグワールドの入口です。ハンドルを換えればポジションが大きく変わりますので、ストレスがかからないようにシートとステップ位置も考えたいところです。ドラッグスタイルはシングルシートで腰をホールドしてくれるようなデザインが好まれます。ステップはフォワードコントロールよりもミッドコントロール、もしくはバックステップの方が楽な姿勢になりますが、あくまでもストリートユースとして考えると、そこは個人の好みに依存します。

もうひとつの代表的なカスタムパーツ

ハンドルの他に、もうひとつの代表的なパーツが「ドラッグパイプ」ではないでしょうか。ストレートパイプとも言われるシンプルなデザインが今でも多くのファンに愛されています。パワーのみを追い求めたドラッグマシンでは、いかに排気効率を良くするかを考え作られたマフラーです。

直管のモノも多いので排気音量が大きく、近所迷惑にならないよう、インナーバッフルなどによる音量調整の配慮が必要です。また多少チューニングをしたエンジンでも、公道を走る程度のエンジンにはマフラー内に排気の負荷があった方がパワーが出ます。ですのでやはりドラッグパイプのデザインが気に入っている方は、インナーバッフルを入れることをオススメします。

ロー&ロング

ドラッグスタイルはハンドルやマフラーなど簡単なカスタムでも”それっぽく”なります。基本的には低くて長いロー&ロングのスタイルですので、ネック角を少し寝かせたり、スイングアームを伸ばしてロング化するなどのカスタムも定番です。しかし、直線一気のドラッグレースとは異なり、走るのはあくまでもカーブのある一般公道ですので、スタイリングだけを取り入れて、やりすぎには注意しましょう。コーナーも普通に曲がれる状態でなければ、走っても楽しくなくなってしまいますし、何より安全性が著しく損なわれてしまいます。
カスタムスタイルとしては目新しいスタイルでもないですが、フルカスタムからそのスタイルの一部だけ取り入れてもかっこよく決まるのがドラッグスタイルです。ロー&ロングのスタイルに仕上げようと考えているのであれば、一度ドラッグスタイルを参考にしてみても良いのではないでしょうか。

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