ハーレーが40年以上も前に電動バイクを試作していただと!?

投稿日:2020-04-07

ハーレーが40年以上も前に電動バイクを試作していた!……と聞いて、ご存知の方っていらっしゃるのですかね?約40年前とは、ハーレー・エンジンで言えばショベルの時代に該当します。

世界のモーターサイクル全般をそこそこ知っている気になっていた筆者ですが、このeHarlyの存在、恥ずかしながら存じ上げませんでした。そこで今回は、ハーレー製e-Bikeのご先祖様について、海外の電子電機系情報サイト”electrek“の素材をお借りして、紹介したいと思います。

 

ハーレーが40年以上前に試作したe-Bike

写真:electrekより転載

コチラが、その正体!噂話などではなくて、ちゃんと実物まで残っているのであります。モデル名は「MK.1 & MK.2 Electric Vehicle」というそうで、写真がどちらのモデルかは不明です。

で、制作されたのは、1978年だったそうで……写真をよくよく見ると……

 

そう、スポスタがベースだったことが分かるかと思います。正確には、1971年式「XLH」だったそうです。

 

ご覧のように、車体構成は「XLH」でして、エンジンを取り除き、今では考えられないくらいにどデカい鉛バッテリーを搭載。モーターは24V 90A電気モーターだったそうです。一次減速には4速オートマチックを驕っていますが、二次減速以降は、車両を見る限り、ベース車両と同じ構成と思われます。

 

electrek“によりますと、この巨大な鉛蓄電池を代替できる可能性があったのはニッケル水素電池とリチウムイオン電池だそうですが、それらは当時、まだ概念の実証段階であったそうです。近年のe-Bike勃興に、バッテリー性能の向上が大きく寄与していることを明らかにしてくれます。

車両重量は276kgであり、最高速度は時速50マイル(80 km / h)まで低下したと言われているそうです。

 

それにしても……何故このような貴重な試作車両が現存しているのか……

そのストーリーは”electrrek”に掲載されていますから、そちらでお読み見ただけたらと思います。

 

参考:electrek
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