ハーレーパーツメーカー~Progressive Suspension

投稿日:2015-03-12

ハーレーのオーナーの中には、快適な走りをもたらすProgressive Suspension(プログレッシブサスペンション)の購入を検討している人が多いかと思います。
そこで今回は、全米のトップシェアに君臨し、世界中で愛用されているProgressive Suspensionについてご紹介したいと思います。

Progressive Suspensionの歴史

Progressive Suspensionは、1982年にJayTullisとDonnRickardによってアメリカで設立されました。商品開発に力を入れ、業界でいち早くプログレッシブ構造(不等ピッチ)をスプリングに取り入れるなど、高い技術を誇っています。また、それに見合ったデザイン性が評判となり、瞬く間に全米で高いシェアを占めるようになりました。
現在では、イギリス、ドイツ、イタリア、フランス、カナダ、オーストラリアなど、世界13カ国に販売経路を持っています。

プログレッシブ構造とは

リアサスペションにはスプリングが使われていますが、スプリングの間隔が一定でない構造を「プログレッシブ構造」、または「不等ピッチ」と言います。
バネの巻き数を可変させることにより、初期動作では柔らかく、ストロークするにつれ反力が強くなるプログレッシブ効果を発揮します。
今では一般的な技術となりましたが、発売当初はそれまでにない安定した走りと、コーナーリングを実現した画期的な製品として脚光を浴びました。
以降、Progressive Suspensionのエンジニアチームは、最先端のコンピューターシステムを駆使し、高品質、高性能な製品を開発し続けています。

Progressive Suspensionのラインナップ

Progressive Suspensionでは、ハーレー、スポーツバイク、オフロード、トライクまでをカバーし、幅広い用途に合わせたサスペンションを供給しています。また、リアサスペンションのみならず、フロントフォークのスプリングキット、アクセサリーパーツや修理工具などの製品も豊富に取り揃えています。
現在では、ハーレー向けとして以下の5種類のサスペンションを販売しています。

・412シリーズ

ハーレー用リアサスペンションの定番で、丈夫な作りに十分な機能を備えたうえに、高いコストパフォーマンスを発揮します。タイプや長さの種類が豊富なので、スタイルに合ったものを選ぶことができます。

・812シリーズ

412シリーズにデザイン性の高いカバーを装備したカスタムバージョン。マウントカバーとマウントキャップが、ゴージャスな雰囲気を醸し出します。

・418シリーズ

ダブルウォールの外壁に精密な加工を施し、軽量ながら強度の高いアルミボディを実現した高性能サスペンション。ダイヤル式の5段階の調整機能により、ライダーの体型や、使用状況に応じたセッティングが可能です。

・444シリーズ

プログレッシブ・サスペンションのハイエンドモデルに位置し、最新メカFrequency Sensing Technology(FST)を採用しています。スタンダードと硬めにセッティングされたヘビーデューティーの2種類を販売。タンデム走行が多い場合は、ヘビーデューティーがおすすめです。

・Air Tail

ソフテイルやツアラー用にラインナップされたエアサスペンション。独立した2つのエアチャンバーで、伸び側と圧側にそれぞれ圧を掛けることで、ローダウンしながらも圧を保つという、従来では考えられなかった離れ業を実現しています。

サスペンションは、バイクの重量が集中する大切なパーツで、走りやコーナーリング、ブレーキングなどを左右します。
現状のサスペンションに物足りなさを感じている方や、エンジンや駆動系をカスタムしようと考えている方は、Progressive Suspensionを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。きっと理想のパフォーマンスを発揮してくれるはずです。

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