ハーレーパーツメーカー~DAYTONA

投稿日:2015-03-12

ライダーなら、耳にしたことがない者はいないであろう「デイトナ(DAYTONA)」は、40年以上にわたって高品質で信頼のおけるパーツを作り続けています。
ここでは、バイク文化創造企業としてモーターサイクルを牽引するデイトナについてご紹介します。

デイトナの由来


アメリカのフロリダにあるデイトナビーチにはレース場があり、毎年3月にはバイクの祭典「デイトナバイクウィーク」が行われるなど、バイク好きにはたまらない場所となっています。
デイトナ社の社名は、そんなデイトナビーチの「大勢の仲間と同じカルチャーを楽しむ」といった雰囲気から名付けたれたと言われています。

デイトナの創世紀


デイトナの前身となった阿部商事は、昭和47年に大阪市で産声を上げました。当初は古い倉庫の一角を借りて、二輪車用品の輸出入を行っていましたが、少しずつ事業を拡大し、昭和49年6月にはバイクパーツブランドの「デイトナ」を誕生させます。
自社製品の開発にも余念がなく、翌年には、日本初のバイク用アルミ合金製キャストホイール「セブンスターキャストホイール」を販売。当時はまだカスタムという言葉は一般的ではありませんでしたが、このホイールの登場が現在のカスタムの源流になったことは間違いありません。
また、ハーレーの純正パーツにも大きく影響を与えたと言われています。

デイトナの躍進


昭和51年11月には、本社を大阪市から静岡県磐田市に移転します。昭和54年8月 には、アメリカンバイク用のオリジナルパーツを開発。昭和55年6月には、オリジナルパーツの委託生産を台湾で開始するとともに、国内販売の強化をはかるため国内販売部門を設置。そして昭和60年7月に、会社名を「株式会社デイトナ」に変更しました。
デイトナは、開発と同時に物流システムや小売りにも力を入れています。平成3年1月には、商品管理、配送業務の合理化を目的に、宅配会社と業務委託契約を締結し、静岡県浜松市に物流センターを設置。
また、平成4年3月には、二輪車用品の小売事業を目的とした子会社、「株式会社ライコ」を千葉県東葛飾郡に設立し、バイク用品店を全国各地にオープンさせています。

デイトナの技術


代表的なパーツは、その名を知らしめるきっかけとなった「セブンスターキャストホイール」と、昭和59年に発売以来、安定した制動力に定評のある「デイトナブレーキパッド」。
そのほかにも、50ccスクーター用パーツの「デイトナミニ」から、ハーレーなどの輸入ビッグバイク用パーツまで、幅広いアイテムを揃えています。
より高精度、高性能な商品をつくるため、本社にエンジン動力計とシャーシダイナモを装備。また、敷地内に全周750m(外周550m)のロードコースと、東海地区唯一の外周160mの本格的ダートコースを設けています。
長年にわたり蓄積された膨大なデータと分析力、それを最大限に活かす創造力で、オリジナルのカスタムパーツを開発しています。

デイトナ・スピリット


創業当時の「質の高い海外製品を日本のライダーへ届ける」という姿勢は変わらず、ツーリングのトップケースとして定評のあるGIVIや、盗難抑止アイテムのMAGGIなど、優れた海外製品も販売。
また、アパレルブランドとして「ヘンリービギンズ」や、ハーレーダビッドソンに似合う本革製品のブランド「革鎧」を販売するなど、オリジナルパーツ以外の分野にも積極的に参入し、常にバイクシーンを盛り上げています。

好評のオリジナルパーツのみならず、ツーリング方法やアクセサリーを提案するなど、バイク全般をカバーする総合メーカーのデイトナは、日本のバイク業界になくてはならない存在だと言えるでしょう。

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