ハーレー乗りが憧れる”ルート66″って一体どんな道なの!?

投稿日:2020-09-18

ハーレー専門誌なんかに、時々「ルート66」って出て来ますよね? ひなびたアメリカの田舎の国道って感じですが……アレって何かご存知ですか?

そこで今回は、1mたりともルート66を走行したことのない筆者が、ハーレーバイカーなら憧れる「ルート66」についてご紹介してみましょう!!

 

ルート66はアメリカの夢の跡

さてさて、ルート66とはどんな道なのか、と申しますと……それはアメリカ中部のイリノイ州シカゴから、西武のカリフォルニア州サンタモニカまでを結んでいた、今は廃道となってしまった昔の国道のこと、であります。

国道として整備されたのが1926年。アメリカにモータリゼーションを起こしたT型フォードの発売開始が1908年ですから、既にアメリカには多数の自動車が走っており、中部から西部へと繋ぐ国道は、高速道路網が発達により1976年に閉鎖されるまで、憧れの西部へと繋がる大動脈であったわけです。

私達日本人には分かり難いのですが、「西に行くと素晴らしい世界が待っている」「オレは西部で人生をやり直す」的な信仰がアメリカには確かに存在していて……これはルート66なんてなかった西部開拓時代からの信仰であり現実なわけですが……そこに辿り着くための道が出来た=それがルート66でした。というわけで、ルート66は単なる廃道になった昔の国道ではなくて、古き良き時代の象徴であるわけなのです。

 

ルート66は度々映画の舞台となった

そんなルート66ですが、アメリカで初めて整備された国道の一つでもありました。1927年には、アメリカ初の国道システムが成立して、国道66号線協会が発足。道路舗装や利用者増やすことで沿道の発展を促しました。

そして私達バイカーにとって忘れられないのが1969年に公開された映画「イージーライダー」であります。パンヘッドをフルメッキフレームに搭載した斬新なチョッパーに乗って走るその道が、ルート66でした。ちなみに映画中でマリファナを吸うシーンが出てくるのですが、本物の葉っぱだったらしいっすね。近年では、ちびっ子に大人気のディズニー映画「カーズ」でもルート66が舞台となりましたね。筆者も息子達と観まして涙しました。

 

ルート66に魅せられた日本人多数!

提供:増井貴光

そんなルート66に魅了された日本人は少なくありません。筆者のパイセンであるカメラマン・増井貴光氏もその一人です。ハーレー専門誌などの写真を撮影しつつ、記事も書いてしまう、実にライター泣かせなプロカメラマンであります。この増井貴光氏は、ハーレーを駆りつつルート66を旅して、実に素敵な写真を撮影しちゃったりしています。数年前にはルート66を題材にした作品集を出版されており、筆者の本棚にも飾られています。

ルート66はアメリカ人だけでなく、日本人をも魅了する不思議な魅力を持つ道、であるようです。今度増井さんに会ったら、ルート66の魅力を聞いてみよう!

 

参考:増井貴光公式サイト
このページのTOPへ