ハーレーをカスタムする前に。カスタム前の準備と心構え

投稿日:2015-03-12

メーカーが製造、販売した製品を、自分の趣味に合わせて改造することを「カスタム」と言います。乗り心地をよくするためにシートを変えたり、視界性を良くするためにミラーを変える「改良」は、「ライトカスタム」と呼ばれ、比較的チャレンジしやすいと言えます。
ここでは、ハーレーのカスタムを失敗しないための準備や、心構えなどについて紹介します。

カスタムの構想を練る

ハーレーにはツーリング、ソフテイル、ダイナ、スポーツスター、VRSCの5つのファミリー(グループ)があり、それぞれに個性があります。
カスタムの種類もまた、旧車レーサーから派生して軽量化を図ったボバー、絞ったハンドルと長いフロントフォークが特徴のチョッパー、それらを発展させたディガーやフリスコなど、同一系統だけでも様々なスタイルがあります。
まずは、どんなカスタムに仕上げたいのか構想を練ってみましょう。

カスタムの準備

イメージが固まったら、カスタムの準備に取り掛かりましょう。カスタムの方法としては、自分で行うDIYとショップに依頼する2つの方法があります。
それぞれの特徴について説明します。

・DIYカスタム

パーツ選びから交換まで自分で行うのがDIYカスタム。DIYは創る楽しみとカスタム費用が安く上がるのが最大の魅力です。ショップやネットでお気に入りのパーツを探したり、ガレージに籠って愛車をいじることが好きな人に最適です。
エンジンや駆動系のカスタムは、機械の知識や大掛かりな設備がないと難しいですが、ミラーやライト、ウィンカーなどのライトカスタムであれば比較的容易にできますので、初心者でもチャレンジしやすいでしょう。ただし、ハーレーのボルトはインチサイズですので、専用工具の用意をお忘れなく。

・ショップカスタム

星の数ほどあるパーツから最適なものを選び出すことは、時間と手間がかかります。また、バイクはバランスが大切なので、例えばマフラーを変えた場合はインジェクションやキャブの設定も変更しなければなりません。そんな素人では手が出ない問題を解決してくれるのがショップカスタムです。
ショップに依頼する際は、できればハーレー専門ショップを選ぶことをおすすめします。ハーレーのカスタム経験が豊富ですので、きっと満足のいく一台に仕上げてくれるはずです。

カスタムを開始する

満足のいく一台を作り出すためには、ショップスタッフとのコミュニケーションが大切です。カスタムの方向性、使いたいパーツだけでなく、自分が普段どのようにハーレーに乗っているかもきっちり伝えなくてはいけません。
ツーリングをよくする方なら、乗り心地や積載性、オーディオなどのアメニティを重視するでしょうし、ファッションとしてハーレーに乗っている方であれば、ハンドルの高さやタンクの大きさ、ペイントやアクセサリーなどを重視しますよね。
いくら見た目がかっこよくなっても、気持ちよくツーリングできなければ本末転倒です。カスタムが完了してから後悔しないためには、ただ希望を伝えるのでなく、自分の乗り方にそのカスタムが合っているかどうかをショップスタッフに相談すると良いでしょう。

当然ながらカスタムにはお金がかかります。稀に車体価格を超えるカスタムを一度に行う人もいますが、一度にフルカスタムできる人はそう多くないでしょう。
カスタムを楽しむコツは、金銭的に無理をしないこと。数年にわたって少しずつカスタムしていく方法には、カスタム途中のハーレーに乗ることができるメリットがあります。その時、その時の乗り心地を楽しむことで、より愛着が沸くでしょう。
また、段階を追って進化するハーレーにいつも新鮮な気分で乗ることができると言えます。

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