ハーレーの乗り心地向上おすすめパーツ

投稿日:2015-03-12

ノーマルのハーレーは、アメリカ人の平均身長である178cmの体格に合わせて作られています。一方、日本人の平均身長は170cm。体格の差によってポジションが合わないことは、ライディングに大きく影響します。
見た目を重視したい気持ちはわかりますが、バイクを楽しむためには操作性の良さを疎かにしてはいけません。ここでは、「乗り心地のいいカスタム」について紹介します。

ハンドルの高さとステップの位置を変更する

今回のテーマは、「乗り心地のいいハーレー」ですので、見た目やスタイルよりも、快適に運転できるパーツを選びます。乗り心地の良いポジションにするためには、ハンドルの高さとステップの位置を体格に合わせる必要があります。
ノーマルのハンドルが少し遠いと感じる方は、手前になるようにハンドルバーか、ライザーを交換します。かなり遠い場合は、ライザーとハンドルの両方を交換することで、かなり手前に近付けることができます。
ステップは、キットを使って位置を変更するか、幅のあるステップに交換するのが良いでしょう。これだけで乗りやすさは飛躍的に向上します。

疲労を回避するシートカスタム

ライディング中に尻が痛むことはありませんか?それはシートの素材と大きさが影響しています。ライディングで体重を支えるのは尻です。ウレタンが硬かったり、シートが小さかったりすると体重が分散できないため、痛みを感じやすくなります。
そういった場合は、低反発のシートに交換するか、ゲル座布団を使用することで緩和できます。純正のシートにゲルを仕込めば、見た目もスッキリして違和感がありません。

レバーの操作性を向上させるカスタム

クラッチの重さは、ロングツーリングではジワジワと疲労を蓄積させますし、渋滞では致命的な疲労感を生んでしまいます。
ノーマルのクラッチが重いと感じたら、アジャスターで調整できる社外品の装着をおすすめします。レバーの長さはショートタイプよりも4本の指でしっかりと握れる方がラクですし、クラッチの切れやブレーキの制動もスムーズに行えます。

視界性をアップし、安全性を向上させるカスタム

公道を走る以上、安全第一でなければなりません。保安部品は目立たない方がスタイリッシュですが、それでは他者に情報を十分に伝えられません。中途半端にカスタムするくらいなら、思い切って保安部品を目立たせるスタイルにしてみてはいかがでしょうか。
ウインカーは国産バイクのように、フロントはフォークの両サイド、リアはフェンダーサイドに設置した方が確認しやすいです。
現行型では、ストップランプがウインカーと一体化しているモデルもありますが、後続車が確認しやすいようにリアフェンダー中央にLEDランプを設置しましょう。バックミラーは大きく左右にせり出した方が、視界性がアップします。

ハーレーは、スタイルにこだわるオーナーが多いバイクですが、今回ご紹介したような乗り心地を重視した実用的なカスタムも決してかっこわるいということはありません。
運転しづらいスタイルを無理に貫くよりも、自分の体格にあったポジションのハーレーをスマートに乗りこなしたいものです。

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