大切なハーレーだから。バイクカバーの選び方

投稿日:2015-03-17

みなさんは、大切なハーレーをどこに保管していますか?ガレージで保管するのがベストですが、それができない場合には、バイクカバーでしっかりと保護する必要があります。ここでは、バイクカバーの役割や機能、使い方、種類などをご説明します。

バイクカバーの役割

ハーレーを屋外で保管することは、あまりおすすめできません。雨や湿気は錆のもとになりますし、電装系のトラブルを引き起こすこともあります。また、風が運ぶ塵や埃は塗装を削りますし、太陽から注がれる紫外線はタイヤや樹脂パーツなどを劣化させます。
しかし、バイクカバーを使用することによって、これらを防ぐことが可能です。

最近では、バイクの人気車種を狙う窃盗団が増えています。国内外を問わず人気のハーレーは、狙われやすいバイクだと言えます。窃盗団は、あらかじめどこに目当てのバイクがあるかをリストアップしていると言われていますので、ハーレーだと分からないようにバイクカバーをかけておくことは、盗難対策として有効です。

ただし、バイクカバーだけでは不十分ですので、ロックや防犯ブザー、盗難保険の加入など、あらゆる対策を講じる必要があります。

バイクカバーの使い方

ツーリングから帰って、そのままバイクカバーをかけるのは絶対にNG。走行直後は、エンジンやマフラーの熱でバイクカバーが溶けてしまうことがありますので、耐熱性があるカバー以外は、少し冷ます必要があります。

また、バイクカバーをかける際に、ボディに付着した塵や埃が擦れて、塗装を傷つけてしまうことがあります。そのほかにも、雨の日などにバイクが濡れた状態でカバーを掛けると、湿気がこもり、錆の発生や電装系のトラブルを引き起こします。しっかりと洗車をし、十分に乾燥させてからカバーを掛けてください。

こんなところにも注意が必要

湿気は、地面からも発生することを忘れてはいけません。雨上がりなどに気温が上がると、地中の水分が水蒸気になってカバーの中にこもってしまうことがあります。特に未舗装の場所では水蒸気が発生しやすいため、できれば舗装された場所で保管してください。それが難しい場合は、板やビニールシートを敷くことをおすすめします。

バイクカバーの選び方

バイクカバーが大きすぎると、風でばたついてしまいますので、必ずジャストサイズを選びましょう。ただし、ミラーやハンドルなどをカスタムした場合には、カバーに収まらないことがありますので、少し大きいものを選ぶ必要があります。

次に素材です。以前はビニール製が主流でしたが、現在ではバイクを傷つけにくい素材や、防水、防炎、耐熱、通気性素材などさまざまなものが販売されています。

価格はピンキリですが、安いものは劣化しやすく、耐久性に劣ることが多いようです。消耗品と考えて安いものにするか、ハーレーをしっかり守るために値の張るものにするかは、オーナーの好みによるでしょう。

長期間バイクカバーを掛けっ放しにすると、内部に湿気が溜まってしまいますので、天気が良い日を選んでバイクカバーを外して換気してください。面倒に感じる方もいるかもしれませんが、ハーレーは乗るだけではなく、目でも楽しむことができるバイクです。

換気した際に愛車を眺めてカスタムの構想を練ったり、ツーリングの計画を立てたりすることが良い気晴らしになるでしょう。

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