間違ってハーレーにハイオク以外のガソリンを入れてしまったら…

投稿日:2021-11-02

最近、ガソリン高いですよね……レギュラーガソリンの単価を見ると、ついついレギュラー入れたくなる……なんて方もいるのではないでしょうか?

が……それは結論からいうと、おススメできません。現行のハーレーはハイオク仕様のエンジンを搭載しているからです。今回は、ハイオクとレギュラーの違いなど、ハーレーとガソリンに関する話題をお届けして行きます。

 

ハイオクとレギュラーの違いはオクタン価にあり!

さてさて、そもそも現行モデルのハーレーはすべてハイオク仕様であるわけですが、では、ガソリンのハイオクとレギュラーって、いったい何が違うのかご存知でしょうか?それは……ガソリンに含まれているオクタンという物質の値であります。

純粋なガソリンというのは自然燃焼を起こすことがあるので、それを防ぐべく、オクタンが加えられているのですが、その値が、レギュラーとハイオクとで異なる、ということなのであります。オクタン価が高いのがハイオク、低いのがレギュラーであります。物性でいえば、発火しにくいのがハイオク、しやすいのがレギュラーです。

日本ではJISにより規定されておりまして、オクタン価89以上のものをレギュラーガソリン、96以上のものをハイオクガソリンと呼びます。

で……ハイオクの何が偉いかと言えば、ノッキングを起こしにくい、というのがあります。時代の流れとして、省燃費を求めてエンジンの圧縮比は高められていますが、そうしたとき、ハイオクですとノッキングしにくく、制御しやすいのです。

ちなみに少し脱線しますが、ガソリン元売り各社が、いかにも独自開発した風に販売しているハイオクですが、実はレギュラーと同じく、各社がコスト削減のためタンクを共用しているので、実は同じ、であることが暴露されて話題になりましたね。

 

ハイオク仕様にレギュラーを入れると、どうなるのか?

では、実際にハイオク仕様の乗り物にレギュラーガソリンを入れると、どうなるのでしょうか?それは……筆者の嫁氏が実施した結果を過去記事で掲載しましたので、詳細は其方をご覧いただきたく思いますが……

ハーレーにレギュラーガソリンを入れるとどうなるのか?

結論を簡潔に言えば、この時はたまたまスロットルバルブが汚れただけで済んだ。が、排ガスに問題なかったのかは分かりませんし、もしかしたら燃費に悪影響を及ぼしていた可能性もあります。筆者の場合はノッキングや始動困難に陥ることもありませんでしたが、長期的にはそうした不具合が起きる可能性も否定できません。

ということで、当たり前ですがハーレーには必ずハイオクを入れること!間違って入れてしまったら、勿体無いですがレギュラーガソリンを全て抜きましょう。

このページのTOPへ