熱対策は重要!ハーレーをオーバーヒートから守れ

投稿日:2016-09-09

ご存知の通り、ハーレーのエンジンはかなりの熱エネルギーを放出しています。内燃機は金属同士の回転やピストン運動で摩擦を繰り返し、ストレスをかけないようにオイルで潤滑させています。そこで、かなり高温の熱が発生し、この熱をある程度放出することが重要です。

バイクの場合は、エンジンから発生する熱を効率的に冷却する方法として、水冷と空冷(一部油冷)があります。ハーレーの場合は、Vロッドとストリート750が水冷で、一部ツーリングファミリーにツインクールという半水冷のようなシステムもありますが、ほとんどのモデルが空冷エンジンで、特に夏の熱対策は重要なメンテナンスになります。ちなみに、一番最新のエンジン「ミルウォーキーエイト」からは、水冷になりますね。

注意すべきは空冷エンジン!

先の通りエンジンは、放出される熱を適度に冷却しなければ、本来のポテンシャルを発揮できません。空冷エンジンの冷却方法は、バイクが誕生した時からの古典的な冷却方法で、風を当てて冷やす以外にはないので、走っていなければ効果はありません。そのため夏場の渋滞などは、エンジンがかなりの高温になります。

オーバーヒートってどういうこと?

エンジンが過度に熱くなると、回転が不安定になりノッキングを起こし出します。これがオーバーヒートの第一症状です。その後もこの状態が続くと、スピードが上がらなくなったり、アイドリングが不安定になりだします。こうなってくると非常に危険ですので、すぐに日影などに停車して、エンジンをクールダウンしましょう。重大な症状だとエンジン内部の歪みなどで焼きつくこともあります。そしてオーバーヒートのほとんどは夏になると考えていいでしょう。

予防方法はあるの?

まず、長距離を走る時や渋滞が続く場合は、こまめに休憩をとりましょう。最近の猛暑では、自身も気付かないうちに、オーバーヒート一歩手前になっていることがあります。熱中症というやつですね。過去に一度も夏に倒れた事などない著者も、数年前に神奈川から佐野藤岡SAまで1時間半くらい走っただけで、めまいや吐き気に襲われ熱中症になりかけたことがありました。ハーレーや自分のためにも、暑い日は適度な休憩が重要です。

また、夏場は早めにオイル交換をし、常にオイルをキレイな状態にしておくことも大切です。オイルの劣化は、オーバーヒートしやすい原因にもなりますので。

さらに、油温のチェックも対策になります。いつもよりも油温が高いときは、休憩をして温度が落ち着くの待つのも大切です。カンカンと甲高い音がし出した時にはオイル系の異常サインであることが多いので、オイルがしっかりエンジンを回っているか、チェックバルブのごみの有無などを、普段から気にしておくのも大切です。

空冷エンジンの強い味方

さらに、油温のチェックも対策になります。いつもよりも油温が高いときは、休憩をして温度が落ち着くの待つのも大切です。カンカンと甲高い音がし出した時にはオイル系の異常サインであることが多いので、オイルがしっかりエンジンを回っているか、チェックバルブのごみの有無などを、普段から気にしておくのも大切です。

そうです。オイルクーラーです。走ることによりオイルを直接冷却できるので、あるとないとでは大違いです。冬場のオーバークールが心配ならカバーを付ければ問題ありませんし、ハーレーなら一年中そのままでもあまり問題はありません。オーバーヒート対策には最も効果的なアイテムでしょう。

カスタム車両の注意点

特に旧車で多いのですが、オイルタンクをカスタムして、オイルフィルターが付いていない車両を見かける時があります。微細なゴミでもオイルの流れを邪魔してしまうので、オイルフィルターは必ず装着するべきでしょう。どれほど良いオイルをコマメに交換して、オイルクーラーで冷却しても流れ自体が悪くなると効果はありません。しっかりとしたメンテナンスとオイル交換で、夏の暑さを乗り切りましょう。

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