最近クラッチ重くない?驚くほど簡単にハーレーのクラッチを軽くする裏技

投稿日:2016-09-16

バイクはほとんどの場合クラッチレバーを握り、放すことで操縦する仕組みになっています。ですので左手は高速でも走らない限り忙しなく握る、放すの繰り返す事になります。握力のある男性でも疲れてしまうのですから、非力な女性の場合だと、かなりキツイのはもちろんの事でしょう。そんなクラッチ操作を緩和させるには…。

左手がプルプルしてしまう前に

ハーレーのクラッチは国産車に比べると確実に重いです。納車した日に左手の握力がなくなり、家に帰る途中で断念、なんていうこともあるくらい重いです。ハーレーのクラッチは乾式と湿式の2種類あり、現行車は湿式が採用されていますが、オープンプライマリーにカスタムすると湿式になります。そのついでにロッカークラッチやスーサイドクラッチにカスタムしてしまえば、クラッチ操作が足になるので、重たさは感じなくて済みます。

旧車だけではなくロッカークラッチやスーサイドクラッチにするのは、チョッパーカスタム界隈では根強い人気を誇ります。しかし運転方法がマニュアル自動車のようになりますので、慣れるまでは練習が必要でしょう。それでもクラッチの重さから解放されたいのであれば、ひとつの打開策ではあります。

そこでまずは、クラッチの仕組みを知りましょう

クラッチとは、エンジンの動力をタイヤに伝えるために存在するのですが、なくても走ることは出来ます。スタートするときに押し掛けのようなスタートになりますが、走り出してしまえばクラッチを切らなくてもギヤチェンジは出来ます。回転を合わせるとよりスムーズにギヤチェンジが出来ますが、回転などお構いなしに蹴り上げるようにシフトべダルを動かせば可能です。ただしそれではミッションへのダメージが大きく、すぐに壊れてしまいます。ミッションのオーバーホールも数十万円。そんなことにならないために、クラッチが存在します。

クラッチレバーを握る(クラッチを切る)と、プレッシャープレートがクラッチディスクから離れるため、ミッションへ伝わる力がなくなり、ギヤを痛めることなくスムーズにシフトチェンジすることが出来ます。これはスチールとヤスリのようなフリクションプレートが走行中は密着していますが、クラッチを切るとその密着が解かれて空転することで動力をオフにするのです。クラッチレバーを握るとワイヤーがプッシュロッドを引っ張り、バネの力で抑えられていた力をフリーにします。その力が左手に掛かるので重たいのです。

正しい調整が出来ているか

簡単に説明すると、クラッチは上記のような役目を果たしています。そしてクラッチ板(スチール&フリクション両プレート)は激しく擦れあうため、当然摩耗します。ですので、この箇所は適正なメンテナンスや交換が必要です。規定値の厚みがあるか、締め付けすぎていないかなどの調整が必要で、これが狂っていると重くなってしまいますので、まずは愛車のクラッチがしっかりと調整できているかどうかのチェックをしましょう。

それでも重いと言う方への最終兵器

バイクというのは楽しいものです。その楽しさの中に辛いことが入ると、途端にテンションが落ちてしまいます。クラッチが重くて手が痛いなんて思うと、乗る気も徐々に失せてきてしまうでしょう。いつまでも楽しく乗れるように、最終兵器をご紹介します。

それがこちらのライトクラッチキットです。このパーツを装着することで、約30%ほど軽減できます。これに加えてワイヤーもしっかりとグリスアップしておけば、より軽くなること間違い無しです。その他にもクラッチを軽くするパーツは各パーツメーカーから幾つかリリースされてますので、楽しいハーレーライフをいつまでも続けられるように、愛車を自分に合ったバイクに仕上げていきましょう。

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