ハーレーカスタム事例

投稿日:2014-11-04

ハーレーのカスタムには、さまざまなスタイルが存在します。今回は、それらのカスタムスタイルについてご紹介します。

 

チョッパー

映画「イージーライダー」でピーター・フォンダ扮するキャプテン・アメリカが乗っていた「チョッパー」。フレームを切って(英語のchop)長さや高さを変え、独自のスタイルを作るところからこの名前で呼ばれています。
60年代からあるカスタムの起源とも言えるスタイルです。当時の若者はチョッパー=ハーレーと認識するほど、人気のスタイルでした。

 

ボバー

名前の語源は英語のbobbed。不要なものは切り離してしまうスタイルでフロントフェンダーを取り外し、リアフェンダーを短く切ってしまうなど、安価な軽量化が特徴のカスタムです。
前述のチョッパーにも同じような処理がされていますが、こちらはフォークやハンドルを長くしません。もともとはヨーロッパのバイクの影響が強いスタイルと言われています。

 

フリスコ

車体を細身にし、ハンドル幅を狭く高く、フットペグも高くするスタイルです。
サンフランシスコのバイカー発祥で、渋滞をすり抜けるためにできたスタイルだと言われています。
ガソリンタンクの前端を上げてハイマウントするスタイルは、スポーツスタータンクの容量を目いっぱい使うためで、フューエルキャップは後部に、ガソリンコックを低部に移設することでタンク容量いっぱいのガソリンを使い切る仕様になっています。

 

ディガー

フレームのメインチューブとダウンチューブを前方にストレッチさせ、そこに低く長い角ばったガソリンタンクをマウントするスタイルです。
ハンドルは手前に低く引きよせ、背中を丸めて運転します。その運転姿勢を墓堀人に見立てDiggerと呼ぶようになりました。

 

バガースタイル

Baggerという呼び名はバッグからきており、ツーリングモデルなどのサイドバッグの付いた車体を流線型にカスタムするスタイルです。タンクからシート、リヤフェンダーまでのライン、ハードケースとリヤフェンダーのラインを流麗につないだデザインで豪華な装飾やカスタムペイントを施すことが特徴です。

 

カフェレーサー

60年代のヨーロッパの若者が公道レースを楽しむために行ったカスタムスタイルです。「速く、カッコよく」がテーマで、セパレートハンドルに低く長いガソリンタンク、セミダブルシートを装備していることが特徴です。
もともとはトライアンフやBSA、ノートンなどに行われていたカスタムで、ハーレーではスポーツスターでのカスタムが主流です。

 

ダートトラッカー

もともとは未舗装路で行っていたダートトラックレースの競技車両を模したカスタムで、車高は高く、アップハンドルにシートカウルを装備することが主流のスタイルです。
ハーレーではXRのようなオレンジ×ブラックのカラーリングが定番になっています。

 

ストリート

街乗りを主体とするカスタムで、スタイルに統一性はありませんが、見た目も操作も軽快さを重視するため、全体をコンパクトな印象に仕上げます。
ローダウン、プルバックハンドル、ミッドコントロールの仕様が多いスタイルです。

 

ドラッグスタイル

ドラッグレーサーをモデルにした低く長く前傾姿勢で走るスタイルです。リヤタイヤは極太、ハンドルはドラッグバー、フットペグはバックステップ、マフラーはドラッグパイプ、エアクリーナーはファンネルといった仕様が多いことが特徴です。

ハーレーはカスタムすることが醍醐味の1つと言えるでしょう。
自分好みに自由にカスタムして、他にはない世界に一台のハーレーを作ってみてはいかがでしょうか。

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