ハーレーを安全に乗りこなすために確認しておきたい空気圧

投稿日:2014-11-04

安全に走行する上でタイヤの空気圧は重要です。運転前には必ず空気圧をチェックする癖をつけましょう。

適正な空気圧

ハーレーのタイヤ空気圧は車種によって指定されています。

  • ウルトラ系前後16インチサイズのタイヤの場合は、フロント、リア共に2.52kg
  • スポーツスター、ソフテイル、ダイナなどのフロント19インチタイヤ、または21インチタイヤは2.1kg
  • ソフテイル、ダイナなどのリア16インチタイヤは2.52kg

全ての車種で二人乗り乗車時にはフロントはそのままでリアのみ1割アップの2.75~2.8kg

同じ車種でもタイヤの太さが違う場合は、それぞれに空気圧指定が異なります。

旧車の場合はカスタムのスタイルによって最適な空気圧が変わりますので、販売店や専門店に相談するとよいでしょう。

空気圧の変化

気温によってタイヤの空気圧は変化します。
空気は気温によって、膨張、収縮するため夏場に直射日光で熱せられたアスファルトを走ると空気圧は上がってしまいます。逆に、冬場の冷え込んだ日は空気圧が低くなりやすくなります。
空気圧が適正でない場合、タイヤ本来の性能が損なわれてしまいます。こまめに空気圧を調整し、安全性を確保しましょう。
最近では、空気の変わりに窒素を注入して空気圧の低下を軽減する方法もあります。

正しい空気圧で走行することは、タイヤの偏磨耗、異常磨耗の軽減につながります。高速走行やコーナーリング時、ブレーキング時の安定性を確保する上でもとても重要です。
低い空気圧で高速走行すれば、タイヤの急激な温度上昇を招き、トレッド剥離、タイヤバーストを起こして転倒など、重大な事故につながる可能性があります。
また、高めの空気圧でタイヤが張っているとサイドウォールのしなやかさを失い、雨の日などにスリップしてしまう可能性があります。
空気圧はガソリンスタンドなどでも調整できますので、給油の際にチェックするとよいでしょう。

空気圧の確認

バイクのタイヤの溝は深さ0.8mm以上あることが法律で義務付けられています。タイヤゲージで計測するのが確実ですが、タイヤにはスリップサインがついていますので、スリップサインをチェックして磨耗の度合いを把握しておきましょう。
スリップサインとトレッド面の高さが同じになったら交換する必要がありますし、そのまま走行を続けると交通違反の対象になります。交換時期が来たら速やかに交換しましょう。
磨耗したタイヤはスリップしやすくなるため、センターラインや横断歩道の白線などの滑りやすい部分で転倒する可能性があります。そうなればタイヤ代をはるかに上回る修理費が必要になりますし、なにより大怪我につながる恐れがあります。

出かける前に空気圧をチェックしたのに、直線走行でフラついたり、コーナーリングやブレーキング時の感覚がおかしいと思った時はすぐに停車し、パンクしていないかタイヤをチェックしましょう。

タイヤは走行の安全性に直接関わる大事な部品です。点検を怠らず、安全なハーレーライフを送りましょう。

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