自分でできるかな?ハーレーのタイヤ交換を自力でやってみる

投稿日:2016-06-24

バイクパーツの中で一番の消耗品は、間違いなくタイヤではないでしょうか。走る人なら1年持たずに交換しなければならないタイヤ。最近では安価で性能の良いものもありますが。


DUROタイヤ一覧

それでも工賃を考えると痛い出費です。タイヤを減らさないように走ることはできませんので、節約できるのは交換工賃ではないでしょうか。

まずは工具を揃えましょう

タイヤ交換をするには専用の工具が必要です。まずは何といってもタイヤレバー。ホイールからタイヤを外すのに使います。必ず2本は必要で、できれば3本あるとよりやりやすくなります。もうひとつはエアバルブから”ムシ”を外す、小さな凹状の工具です。どちらも何かを代用できなくもないのですが、チューブを破いたりバルブを壊したりと逆に高くつきますので専用工具を使いましょう。

細心の注意を払って

タイヤを車体から外します。慣れている人なら良いのですが、初心者は外すところから注意が必要です。フロントでもリヤでもシャフトを外すとホイールの左右にはベアリングやカラーが入っています。ゆっくりと外しタイヤ以外のパーツは順番通りにシャフトに通したままにしておきましょう。

タイヤはスプロケットやブレーキローターが地面に直接当たらないように板などを引いて作業をします。パンク修理理でもタイヤ交換でもひとつひとつの作業は細心の注意を払いましょう。

ビート落としの大格闘

タイヤを外したらバルブからムシを外しエアを完全に抜きます。ここまでは割と簡単ですが第一の難関は「ビート落とし」です。タイヤは、ホイールのリムにガッチリと噛み合うことで、ホイールから外れないようになっています。エアの力で内側から抑えているだけではなくこの噛み合ったビートが安全性には絶対に必要なのです。

このビートを落とす、つまりはタイヤのサイドを噛み合ったリムから外すのですが、これはもう「力技」しかありません。タイヤを挟み込んで外す専用工具もありますが、滅多に使わない工具ですので、買うのはためらってしまいます。

21インチなら、タイヤ部分を踏んで体重を掛ければ割と容易に外れますが、16インチだとそう簡単にはいきません。タイヤにダメージを与えない程度のもの。例えば4本足の椅子があれば、そのうちの1本をタイヤに乗せて座面の上でジャンプなど、どうにかして両サイドのビートを落としましょう。

いよいよタイヤの出番です

ビートを落としたら、レバーでタイヤを外します。基本的に大きなホイールのほうが抵抗力が少なく、外すのも装着するのも楽ですので、初めての人は21インチから始めるといいでしょう。

チューブを挟み込まないように外し、新しいタイヤの片側を入れてチューブを入れ、完全にタイヤを装着。タイヤ交換で検索すればYouTubeなどでやり方がたくさん出てきますので参考にしてみてください。なお、チューブは穴が開いていなくても、リムバンドと一緒に交換するのがベストです。


チューブ一覧

最後まで気を抜かずに

タイヤは、外すよりも着ける方が難しいです。特に16インチなどは数回失敗しないと出来ないかもしれません。苦労してタイヤを装着したはいいものの、エアを入れてみたらチューブに穴をあけてしまっていた…なんてこともしばしば。それでも、自力でタイヤ交換が出来た時の喜びもまたひとしおです。

命にかかわるパーツなのでチェックしながらしっかりと作業を行い、少しでも不安な個所があればプロに見てもらいましょう。そうして何度か繰り返せば自分だけで出来る日もやってきます。

このページのTOPへ