スポーツスターの維持費ってどのくらい?

「ハーレーが欲しい。でも壊れやすいと聞くし心配だ」
「車両価格が高いのに、そのうえ壊れたり燃費が悪かったり…維持費があまりにもかかるのでは経済的にもキツイ」
そんな心配をしている人も多いのではないでしょうか。例えばビッグツインは車重も重そうだし、軽くて軽快に走れ、リーズナブルなスポーツスターを購入したらどのくらいの維持費がかかるのでしょうか。
そこで今回は、これからスポーツスターの購入を検討している方に向けて、スポーツスターの維持費についてご紹介いたします。
所有しているだけでも掛かる費用
スポーツスターに限らずバイクを所有しているだけで掛かる費用があります。
まずは毎年かかる自動車税の話から。大型バイクは昨年より値上がりして、年間6,000円です。
その他に2年に一度車検があります。車検には自賠責保険24カ月で1万4,000円ほど、重量税4,400円、印紙代1,700円が必ず必要です。
ユーザー車検の場合なら、代書を依頼したり予備車検で光軸を合わせてもらったりしても3万円ほどで出来ますが、バイクショップに頼めば車検代行代、車両整備費などが加わり6万円以上は掛かります。バイクショップで整備も含めた方が安心できますので2年に一度6万円で、年に直せば3万円と税金で3万6,000円は必ず掛かります。
走行距離に比例するガソリン費用
スポーツスターに関わらず、バイクの維持費に大きく関わるのはやはり走行距離です。毎日の通勤で使うのか、休日だけ乗るのかではかなりの差が出てきます。
休日に片道200キロのツーリングが主な使い道として、走行距離は400キロ。それ以外にチョイ乗りで100キロ走行すると、毎月500キロ走ると仮定します。燃費が23キロだとしてガソリンが約22リットル。ハイオク140円だとして3,080円、年間で3万6,960円になります。
他にも消耗品による出費がある
また、3,000キロで一度のオイルを交換するとオイル代が4,685円として、半年に一度のオイル交換で年に2回=9,370円がかかります。その他にも年に一度ミッションオイル、オイルフィルターを換え、消耗パーツ代金と合わせて、年間1万5,000円と考えます。
タイヤはリヤが2年に一度交換したとしても、1本2万円として年間1万円。フロントも1本2万円として3年に一度履きかえると年間約6,600円となります。
月々にかかる維持費を計算
先ほどまでの話をまとめると、
・法定費用:3万6,000円
・ガソリン代:3万6,960円
・オイル:9,370円
・消耗パーツ:1万5,000円
・タイヤ:1万6,600円
年間=11万3,930円、月にすると約9,500円になります。
ハーレーに乗る気持ち良さの対価
ハーレーは壊れるという心配は、5速のスポーツスターならほぼ心配ありません。もちろん中古車なら何が起こるかはわかりませんが、しっかりとしたショップで購入すれば大丈夫と言いきれるくらいにスポーツスター(現行ハーレー全般)はそう簡単には壊れません。もちろんチェーンやベルト、スプロケットや電気系統のパーツなどの消耗品は交換しなければならない時期がありますが、それはどのメーカーのバイクでも変わりません。
スポーツスターであっても、ハーレーでしか味わえない独特のトルク感(鼓動)は、充分に感じさせてくれます。その気持ち良さを感じるために、毎月9,500円程が掛かる。果たしてそれが高いのか安いのか、きっと乗ってみれば分かります!