不朽の名作!ハーレー人気モデル紹介〜ファットボーイ

投稿日:2018-01-02

映画「ターミネーター」にも登場したハーレーと言えば……もうおわかりですよね。FLSTF……ファットボーイのことです。ショートタイプのフェンダーに200ミリサイズのワイドタイヤを装着した、実にハーレーらしい豪快なフォルムでファットな雰囲気を醸し出す、まさにハーレーを体現したかのようなスタイルの一台です。

今回は、そんな人気モデルの一つ、ファットボーイについてお話してみましょう。

 

ファットボーイはソフテイルファミリーのモデル

現行のハーレーにはツーリング、ソフテイル、ダイナ、スポーツスター、V-RODつのグループが存在しますが、ファットボーイはその5つのカテゴリーの中ではソフテイルファミリーのモデルという位置づけになります。

ソフテイルは1984年から登場したシリーズで、フレーム下にサスペンションを隠し、一見するとリアサスペンションがないように見えるスタイルで高い人気を博しました。いわゆるソフテイルフレームを搭載したモデルすね。

どっしりとした重厚感のあるFLシリーズとチョッパーテイストが色濃いFXシリーズにも分類できますが、今回紹介するFLSTFはまさにFLシリーズの中の一台です。

 

前後17インチホイールとディッシュホイールを採用

ファットボーイが登場したのは1990年になります。発売当初はソフテイルフレームの旧来然としたスタイルに、最新のエボリューションエンジンを搭載。クラシックなスタイルに現行の技術がプラスされたモデルとして人気を集めました。

搭載するエンジンはエボリューション→ツインカム88Bツインカム96Bミルウォーキーエイト107と、変遷を経ていますが、ファットボーイのスタイルに大きな変化はありません。ただ、2007年以降のモデルには前後17インチでフロント140mm、リア200mmの太いタイヤを採用しています。また、現行のモデルでは前後18インチでフロント160mm、リア240mmと、さらに重厚感を増しています。これはFLシリーズの中でもファットボーイのみに与えられた特徴です。前後のホイールにディッシュホイールを採用していることもファットボーイの特徴となっていますね。

 

現行車には1,745cc空冷Vツインが搭載

ハーレーのカスタムではリアにワイドタイヤを履かせるのが人気ですが、ファットボーイは標準で240mmというワイドタイヤを履いています。そのため、存在感、重厚感ともに他のモデルにはヒケを取らず、その存在感を示しています。

現行のモデルにはミルウォーキーエイト107(排気量1,745cc)が搭載され、速ミッションを搭載し、その走りに不安感は何もないことでしょう。

 

フルモデルチェンジするも特徴は同じ

ハーレーダビッドソンのラインナップのなかでも屈指の人気を誇るファットボーイですが、2018年ではフルモデルチェンジを果たしました。LEDヘッドライトを採用したことで近未来的なイメージへと変化したフロントマスク。前後18インチでフロント160mm、リア240mmのタイヤ。ディッシュホイール、ショットガンマフラー、そしてソフテイルフレーム。

クラシカルな雰囲気はなりを潜め、かなりのイメージ変化を果たしたものの、その特徴自体は何も変化していない。新しいスタイルを是とするか非とするかは、個々人の好みによる部分が大きいだろうが、ファットボーイのハーレーの中での立ち位置は変化せず、これからも多くのファンに愛されていくことだろう。

 

S&Sスラッシュカットショットガンマフラー07-15FLSTF/D

品番:55-6043

メーカー:S&S Cycle

価格:¥48,114(税込)

 

画像-Flickr:Howard Davies
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