ハーレーの人気モデル紹介~CVO

投稿日:2015-03-02

CVOとは「CustomVechicleOperation」の略で、その名の通りハーレーの技術者がファクトリーカスタムを製造するファミリーです。ここでは、CVOの歴史、特徴、インプレッションを紹介します。

CVOの歴史

1903年にアメリカのミルウォーキーで3人の若者が設立した小さな工場が、ハーレー・ダビットソン社の原点。「キング・オブ・モーターサイクル」の称号を得た今もなお、自転車のフレームにエンジンを付けていた頃のパイオニア精神が溢れています。
もっと自由にハーレーを楽しむために、1997年にWGダビッドソンが中心となって開始されたプロジェクトがCVOです。

CVOの特徴

CVOは、「妥協を許さない究極のファクトリーカスタム」、「限られたモーターサイクリストのみが手にできるハーレー」など凄味のあるフレーズで紹介されており、ハーレー社の持てる技術をすべて投入していると言っても過言ではありません。
ツーリングファミリーやソフテイルファミリーなどをベースに、ペイントやパーツ、アクセサリーなど細部にとことんこだわったカスタムは、ハーレー史上究極の一台と言えるでしょう。
2015年現在、CVOはリミテッド、ロードグライドウルトラ、ストリートグライド、ソフテイルデラックスの計4モデルがラインナップされており、すべてにハーレー最大のエンジン1801 ccツインカム110™を搭載しています。

CVOのリミテッドインプレッション

今回は代表的なモデル、CVOリミテッドにスポットを当てて紹介しましょう。
膨大な手間と時間がかかっていることが容易に想像できるペイントの仕上がりは、まさに走る芸術。クロームメッキされたパーツがふんだんに使われ、プレミアムな雰囲気を醸し出しています。制作段階からトータルバランスを考えたファクトリーカスタムのまとまりのよさに、「さすが」と唸らずにはいられません。
タッチパネル式ディスプレイのインフォテインメントシステムや、ヒートシステム内蔵の前後シート、グリップなど、快適な走りのための装備も豪華です。
また、ツインカム110™はハーレーらしい心地よい鼓動を奏でるため、上質なシートと相まって、パッセンジャーが居眠りをしてしまうほど快適だと言われています。
LEDヘッドライトはハロゲンと比較にならないほど明るく、見た目だけではなくバイク全体の質が向上していることが体感できます。

高価なCVOファミリーですが、発売と共に完売する人気の高いモデルです。ツーリングファミリーのウルトラリミテッドをベースとしたリミテッドが500万円以上、一番安いソフテイルデラックスでも350万円以上と、ベースモデルよりも100万円以上高くなります。しかし、購入するライダーのなかには、「100~150万円程度のプラスでハーレー社が威厳をかけて施したカスタムモデルが買えるなら安いものだ」と言う人もいます。実際に、同様のカスタムをカスタムビルダーに依頼したら300万円以上かかったという人も。
FXSBSE、FLHRSEのように販売終了してしまう場合もありますので、気に入ったモデルは迷わず予約を入れることがおすすめします。

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