ハーレーの乗り方講座~高速道路編

投稿日:2016-07-18

急な飛び出し、交差点などがない分安全性は一般道よりも高いと言われる高速道路ですが、高いスピード域の中なのでちょっとした判断のミスが思わぬ危険性につながります。まずはしっかりとした装備で身の安全を第一に走行することを心掛けましょう。

普段以上の気配りを

トルクフルなハーレーで、ドコドコと真っ直ぐな道を走り続けることは最高の快感ですが、だからこそメンテナンスも含めていつも以上にしっかりと準備をして、高速道路を走行しましょう。振動の多いハーレーで長時間の高速走行は、荷物の落下や思わぬ場所のボルト緩みで、パーツの落下などが考えられます。マフラーの落下やエキパイの外れ、エアクリーナーの落下などはよくある話ですので、荷物は慎重に積載し、増締などのメンテナンスもしっかりと行いましょう。

車線の真ん中を

走行車線を流れに乗って走る時には、車線の真ん中を走るのがオススメ。大勢で走る時の千鳥走行などは別ですが、ひとりで走行中、ついつい普段の癖で左端を走る人がいますが、周りの車に存在を知らせるためにも、中央を走りましょう。

流れに乗っていればそれほど危険はありませんが、流れが早すぎると感じたら左車線に入り、ストレスのない走りを心掛けましょう。また逆に、長時間走っているとスピードに慣れて徐々に速度が上がりがちになりますので、メーターを確認して、あまりハイスピードになるのも避けましょう。(普通にスピード違反で捕まりますので)

もしもの時は

どれほど注意しても、もしもの時は起こります。ガス欠や急なトラブルでの走行不能、そんな時にはすぐさま左端にバイクを寄せて停まり、ハザードやウインカーで後続車両に分かりやすい処置をして、ガードレールなどがあれば自身はその外で待機しましょう。

何よりも大切なのは落ち着くことです。身の安全を確保したら落ち着いてレッカーサービスなどに連絡を取りましょう。最近では任意保険にレッカーサービスが付いていることもありますので、自分の保険の内容も確かめておくと良いでしょう。高速走行中の車は想像以上に接近が早いので、絶対に荷物を取り出すなどの無茶はしないで身の安全確保を優先してください。

早めの行動を心掛けましょう

また、給油や休憩などは早めに、ショートスパンでとりましょう。タンデム走行時には、後ろに乗る人の体力なども考慮して走りましょう。目的地に急ぎたい気持ちもあるでしょうが、しっかりと休憩し、パーキングも楽しんで、余裕のある行動で走ることが安全に繋がります。また渋滞時には無理なすり抜けや、路肩走行は絶対にやめましょう。

やっぱり楽しい

未然に防げるリスクに対して的確な準備をしていれば、ハーレーでの高速走行は最高に楽しいです。のんびりとシートに腰を下ろして、その鼓動を全身で感じながらの走行は、他のバイクでは絶対に味わえない格別なものです。

日本の一般道は信号も多く、都心では急な割り込みや、ウインカーも出さずに急に曲がる車なども珍しくありません。高速はそうした危険が無く、ほとんどが直線で、気分だけはアメリカの大地を走っているような錯覚すら覚えます。安全性をしっかりと確保し、例えば


ハイウエイペグを付けて足を投げ出すことも可能です。また、スロットルホルダーに


このようなクルーズアシストを付ければ、軽く手を乗せているだけで走れ、楽しみもより増加すること間違いなしです。今年の夏は、安全運転でひたすら走れる高速を楽しみましょう。

このページのTOPへ