オープンプライマリーのハーレーは雨ざらしでも大丈夫なの?

投稿日:2019-01-11

“オープンプライマリー”……ハーレー・バイカーのなかでも、カスタム好きにとっては憧れの的であり、ドラッグレース嗜好の方にとっては必需品となっています。

そんなワケで、ショーバイクや、街中でも稀に見掛けるオープンプライマリー化されたハーレー。あれは雨ざらしにしても大丈夫なのか、オープンプライマリーのメリット&デメリットと共に、ご説明したいと思います。

 

オープンプライマリーとは何か

そもそもオープンプライマリーって何か、と申しますと……

 

乾式クラッチと湿式クラッチのメリット・デメリット

詳しくは、過去記事で掲載しているので、そちらをお読み頂きたいのですが……簡単に言うと、乾式クラッチ+ベルトドライブ化がされている一次減速機構を指します。乾式クラッチですからプライマリーオイル不要⇒冷却が必要なのでオープン化⇒オープンプライマリー、ということになります。

そのメリットは……クラッチが乾式化されるのでタッチのダイレクト感がアップすること、プライマリーがベルト化されるのでプライマリーチェーン切れが起こり難い、ドラッグレーサーにあってはクランク軸が露出するのでバルブ周辺のメンテナンスなどがしやすい、といったメリットがあります。

 

オープンプライマリーを雨ざらしにして良いか?

では、デメリットについて。お値段が高いこと、メンテナンス頻度が高いこと、素人には調整が難しく整備不良が起こりやすいこと、などがあげられます。

しっかりと調整して適宜メンテナンスすればメリットを享受できる反面、それがなされない場合は、ベルトがズレたり外れたり、切れてしまいます。

また本題にあるように雨ざらしにしてしまうと、あっという間にクラッチが錆で固着してしまいます。ということで、オープンプライマリーの雨ざらしはNGということで、よろしくお願いいたします。

 

オープンプライマリー化する?

ということで、今回は「オープンプライマリーのハーレーは雨ざらしでも大丈夫なの?」と題して、オープンプライマリーのメリット&デメリットを含めて、ご紹介してみました。

筆者個人的には、カスタムとしてのオープンプライマリーは否定的ですが……判断は個人の自由です。きちんと調整・整備ができてガレージ保管できるなら、やってみたい気もします!

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