備えあれば憂いなし!ハーレーにツールバックをつけるべき理由

ハーレーもかなりの進化を遂げて、その性能や信頼性はかなり高くなり、どんなロングツーリングでも不安を感じることなく走ることが出来るようにななりました。なので工具など持たずに走るハーレーオーナーも増えてきているのも事実です。しかし、万が一のトラブルはいつ訪れるか分かりません。そこで、もしものために備えたいのが、必要最低限の工具やパーツを収納したツールバッグです。
こんなことも工具無しでは…
旧車ならばいつトラブルが起こるか分からないので、最低限の予備パーツと工具は必須でしょうが、最新のツインカムともなれば、そんなものは不要と思うでしょう。しかし、例えばボルトやナットが緩んでガタガタと音を立てだしたらどうでしょう。こんな初歩的なトラブルも、出先で工具がなければどうにもなりません。手の力だけで無理矢理締めたところで、ハーレーの振動なら直ぐにまた緩んでしまいます。カバーなどの外装パーツの落下だけで済めば不幸中の幸いですが、外れてしまうパーツによっては走行不能になってしまうケースも考えられます。そこでやはり、最低限の工具があれば、緩みなどもすぐに直せてしまいます。
ハーレーと振動
ツインカムはバランサーやエンジンがラバーマウントであることで、振動がだいぶ軽減されていますが、それでもVツイン特有の振動はそれなりにあります。また、振動というバイブレーションがハーレーの”らしさ”であり特徴でもあるので、最新のネイキッドバイクのように、ほぼ振動のないスムーズな乗り心地となることは無いでしょう。
エンジンの振動は、エンジンから離れるほど大きくなります。ですので、ナンバーやヘッドライトなども振動が大きくなってしまう部分です。ナンバーが落ちても走行に問題はありませんが、警察には必ず止められますし、その対処や帰ってからの再交付などの手続きもあり、何かと面倒が多いです。また高速などでナンバーが飛んで行けば後続車にどんな影響を及ぼすかは分かりません。そんなもしもの時のために、走る前に増し締めをするなどのメンテナンスは必須ですし、出先で発覚するボルトの緩みも当然ありますので、やはり最低限の工具は常に用意しておきたいものです。
たとえば、ソケットレンチ、ラチェット、プラグレンチ、これくらいは確実に常備しておくべきでしょう。
見た目もカッコいい
ツールバッグやツールロールはハーレーのルックスと相性バッチリです。ハンドルを利用してヘッドライトの上に着けたり、フレーム前方下側に着けたりするスタイルは、ハーレーだけに許された”カッコイイ”の特権です。また、最近では、
このようにソフテイルやリジッドフレームにも似合うオシャレなデザインのツールバックもあります。
最低限の予備パーツも忘れずに!
スペースに余裕があれば、最低限の工具だけではなく、最低限の予備パーツも用意してあると、なお安心です。旧車ハーレー乗りは、自分のバイクに何が必要かを知り尽くしているオーナーも多いので、例えばパンヘッドやショベルの集団だと、一台がトラブルで止まっても、誰かが必ずパーツを持っていたりもします。しかし、いつも助けてくれる仲間と一緒に走るわけではありませんので、やはり自分のハーレーに起こったトラブルは自分で解決できるように、ツールバッグは必須でしょう。
最新のハーレーは、確かにトラブルの頻度が少ないですが、増し締め用の工具とプラグくらいは常備しておきましょう。さらに、できればコイルとレギュレーターあたりも揃えておけば、電気系のトラブルはほとんどに対処できるでしょう。ツールバッグがあなたのハーレーライフをもっと安心・快適なものにしてくれます。